第11話『熱中症』
ナレーションを務める能登麻美子さんが結婚と妊娠を発表されましたね。先日、沢城みゆきさんも妊娠を発表していましたし、これから少しの間、両人のお声を聴けなくなると思うと寂しいですね・・。
体内世界の温暖化
いつもと様子がおかしい体内世界。
水分貯蔵量は減り、赤血球たちは放熱を行うため毛細血管を循環していた。
うだるような体内世界の暑さで皆薄着です。
白血球が思わず目を逸らしてしまうぐらいには(笑)
汗腺にも一応種類があってエクリン腺は全身に分布、アポクリン腺は腋窩と外陰部に分布してたりします。
ここでナレーション能登さんによる怒涛の説明ラッシュが入ります。この回ではナレーションのウェイトが中々大きかった気がしますね。
熱中症には3分類あります。
- Ⅰ度・・軽症。救急処置のみでOK。立ち眩み、こむら返り、発汗
- Ⅱ度・・中程度。病院への搬送を要する。頭痛、嘔吐、倦怠感
- Ⅲ度・・重症。入院加療が必要、意識障害、けいれん
立ち眩みや発汗が描写されていたので、この体内世界の主はⅠ度からⅡ度の間ぐらいの熱中症と予想できますね。
放熱のために血管が開く⇒血圧が下がる⇒脳血流の低下⇒眩暈・立ち眩み
と、わかりやすく熱中症による経過が描かれてます。
そして、発汗によってミネラルが喪失し電解質異常も起こってしまいました。順調に悪化の一途を辿る体内世界。そんな隙を狙ってセレウス菌が体内で暴れ始めます。
白血球vsセレウス菌
セレウス菌の対処に追われる白血球ですが、過酷な体内環境下に置かれているため本来の力を発揮できず・・。窮地に追い込まれてしまう。そして体内世界も悪化の一途を辿っていきこのままでは命の危険が迫ってしまう状態に・・。
セレウス菌が体内温暖化をもろともせず動けるのは耐熱性があるからであり、菌が活発化したというよりは白血球たちが弱ってしまった形ですね(´Д`)
芽胞菌は高水準消毒薬ではないと効かないものが多い・・なので、厄介なんですよ( ;∀;)
一応、セレウス菌は一般家庭でもお馴染みのハイター(次亜塩素酸ナトリウム)でも消毒できます。次亜は何かと便利ですね、ハイ。
芽胞菌には炭疽菌や、北里柴三郎氏が血清療法を考案した破傷風菌などがあります。怖そうな菌ばっかりですよねー( ゚Д゚)
ちなみにセレウス菌の声優は鳥海浩輔さん。
この作品、菌役の声優さんが毎回豪華です(笑)
熱中症への対応
体温は上がり続け、ついには脱水症状まで出てきて熱中症が重症化してきた体内世界。白血球もセレウス菌に追い込まれ万事休す。
そんな時に、体内世界へ恵みの雨が降ってくる。
点滴による輸液。外部からの援護によって体内世界の状態は回復していく。
体内環境が整い、復活した白血球によってセレウス菌はあっけなく撃退されます。
まとめ
夏から少し時期が過ぎてしまってるのはあえてなのか、たまたまなのか・・
今回は熱中症がテーマでした。
皆薄着で大変すばらしかったです、ハイ(笑)
下着のキャラもいたような気が・・!
描写されていたように症状が出始めたら出来ることといえば、涼しい場所に行く、首や脇の下などから血流を介して体温を冷やす処置をする、水分や電解質の補給、しか出来ないんですよね。なので症状が出る前からこまめな水分補給と休憩をとって予防するしかない(´Д`)
夏前に放映できていたらよかったのに(笑)
と思わざるを得ないタイミングでした。
次回からは前後編の長編に突入するみたいです。
話数的にもこれが最後のテーマなのかな。
出血性ショック、穏やかな展開にはならなさそうです・・・。
前回のおさらい