第11話『140146』
自由を勝ち取るための逃避行、開始
オープニングの『Touch off』は歌詞に火を組み込んでましたが、この展開を加味した上での作詞ならTAKUYA∞氏に脱帽。「そこにFire」をネタにしてすみませんでした(笑)
2か月越しの電撃作戦
レイの出荷前夜。ママに対し無気力を装っていたレイ、心が折れているように欺いていたエマ、2人とも脱獄を諦めてはおらず言葉を交わさずとも考えは同じで脱獄の準備を着々と進めていました。
エマはレイへ脱獄の意志確認を行うのが目的でしたが、レイの前のめりな姿勢によって脱獄を急遽決行する事に。
準備に10話もかけた上にノーマンを失うという結果に終わった前回までと違って、今回は開始後冒頭の5分で脱獄決まっちゃったよ(笑)。なんつー電撃作戦・・。
レイがエマに提案した作戦は、ハウスに放火し『避難』という名目で子供たちを外に出して全員で逃走を図るというもの。そして、レイはイザベラをひきつけるため自身にも火をつけ囮になる事を決意していました・・。
フルスコアというブランドを自身に付加し価値ある商品とした上で、その商品を出荷直前に燃やしてしまおうってんだからレイは中々性格が悪い(笑)。そら、イザベラに対しては最高のひきつけ役になるだろうってタイミングでの作戦実行はまさに用意周到。
こうしてレイの提案する作戦で脱獄の狼煙が上がりました。
ノーマンの遺志を受け継いだエマ
レイを犠牲にした上で始まったかに見えた脱獄作戦。
しかし、エマもレイに負けていません!
レイが一人で作戦を考えていたこの2か月の裏で、エマもノーマンが残した指令書に従って着々と準備を進めていました。
レイが自身を犠牲にし放火による脱獄作戦を立てていると見抜いていたノーマンは、その作戦を活かす形で脱獄計画を構築。
エマはママに対して心を折れたように見せておきながら、ドンとギルダやほかの子供たちにノーマンの計画を伝え脱獄の準備をさせていました。
前回までに回収されていなかった伏線がここで一気に繋がっていく爽快感!!
素晴らしい構成だわ・・(*´▽`*)
こうして実行された脱獄作戦。
イザベラは見事にエマとレイに出し抜かれ、ハウスを失い子供達を逃してしまいます。
元々勘がいい(?)描写が多く怪しかったフィルがこのタイミングでイザベラと残った理由が気になりますね・・。不穏な気配が・・(´Д`)
まとめ
1話から掲げていた『脱獄』がついに実行!濃い内容でありつつも疾走感ある展開、点と点が線になって繋がっていく快感、話にのめり込みすぎて体感時間が短かった・・
ノーマンの遺した計画書が無ければ、エマは心折れたまま自暴自棄だったろうし、レイは一人で一矢報いるだけの焼身自殺をする未来も存在してたと思うと、ノーマンの先を見据えた行動にほんとに助けられた気がしますね。
自分の出荷が迫る中で、脱獄計画を練り直すなんてその精神力にはただただ脱帽( ゚Д゚)
電撃作戦のように見えて実は用意周到に練られたレイの作戦とノーマンがそれを補完するように構築した計画、エマをはじめとした子供達の行動力が合わさり、まんまとイザベラに一杯食わせてやった展開は爽快!!
とにかく、今回は
エマ・・(*´▽`*)
レイ・・(*´▽`*)
ノーマン・・(*´▽`*)
ってなること間違いなしの回。
話の構成が特徴的な作品ですが、キャラクターの魅力を改めて思い知らされました。
無事に脱獄ができるのかどうか、次回の最終回が待ち遠しいっ・・!