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【進撃の巨人 3期】第55話『白夜』感想 救うのはアルミンかエルヴィンか、迫られた命の選択・・!

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『悔いなき選択』とは・・?

 

進撃史上最も注目を浴びた『選択』が映像化。

究極の二択・・!

 

   

激戦の後

3巨人を退け人類側の勝利に終わったシガンシナ区での攻防。しかし、その代償は大きく調査兵団はほぼ壊滅しアルミンは全身黒焦げとなり瀕死の重傷を負ってしまう。

 

アルミンの姿に絶望するエレンの前に現れたのはジーク。その姿を鬼の形相で追いかけるリヴァイ。戦況悪しとみるやジークはベルトルトを見捨てあっさりと撤退。

 

とはいえ、瀕死のライナーをきっちり回収して帰るあたり抜け目がない。人類側はこの戦いに勝利したものの、3巨人の内2人は逃がしちゃってるんだよね・・。失った代償を鑑みると『敗北』に近い結果になってしまったか・・

 

エレンと父グリシャを知る彼の背景が気になるところですが、今回のメインはそこじゃありません・・。

 

命の選択

黒焦げになるも弱いながら息はあったアルミン。エレンはすぐさまリヴァイに『巨人化の注射』を使用することを提案。

 

『巨人化→ベルトルトの捕食』を実行し、『瀕死の危機から巨人化能力持ちの人間を作る』という起死回生の一手をここで使おうという算段。

 

リヴァイは瀕死のアルミンを救うため、巨人化を実行に移そうとするがそこに現れたのは重傷を負ったエルヴィンを引き連れたフロック。

 

フロックは、瀕死から巨人化で息を吹き返せる『起死回生の一手』でエルヴィンを救おうとリヴァイを追ってきました。

 

巨人化で救えるのは1人

救いたい命は2つ

 

エルヴィンの生存を知るまではアルミンを巨人化させようとしていたリヴァイでしたが、エルヴィンが生きてると知るや「エルヴィンを巨人化させる」と宣言。

 

それに反発するのはエレンとミカサ。力づくで止めようと大暴れし『命の選択』を巡り大揉め。

 

エルヴィンの経験や統率力こそ巨人と戦うために今後も必要だと主張するリヴァイやハンジたちに対し、エレンとミカサはアルミンの頭脳と策は欠かせないと反論。

 

主張は平行線を辿るが、命の選択権はリヴァイにある。

 

 

このシーンでの声優さんたちの演技がほんとに素晴らしかったなぁ・・。そして、ベルトルトだけがどうあがいても『死』が確定してしまってるのがなんとも言えない(笑)

 

ベルトルトの最期

リヴァイの手によって巨人化作戦がついに実行。注射によって誕生した巨人は眼前のベルトルトを捕食。ベルトルトは、自分がマルコを見捨てた時と同じシチュエーションでその命を絶たれました。まさに因果応報ってやつですね・・。

 

ライナーの時にはあんなに命を奪うのに躊躇していた同期達の反応がアッサリというか・・(´Д`)

 

その光景を見ていたリヴァイの傍らにはエルヴィンの姿が・・!なんとリヴァイが巨人化させ瀕死の重傷から救ったのは『アルミン』でした。

 

多くの兵士の命を犠牲にし死地を進む『調査兵団団長』の重責から解放し、安らかに最期の時を迎えさせたのは『友』としての判断かな。

 

『選択』を任されたリヴァイが一番辛い役どころだったなあ・・

 

まとめ

おつかれさまエルヴィン。

そして、おかえりアルミン。

 

指揮を執りながらも時に前線に出て兵士を鼓舞しながら戦ってきたエルヴィン、卓越した頭脳と分析力で次々と策を練り調査兵団に欠かせない兵士となったアルミン、物語序盤から調査兵団を支えてきた2人。

 

獣・鎧・超大型との戦いの中で、2人は同じように『窮地を救うために夢を友に託し捨て身の覚悟』で戦い瀕死に・・。どちらを失っても人類にとって大きな痛手になる事は間違いなく、功労者のどちらかの命しか選択できずどちらかは物語から退場するというとんでもなく重要なターニングポイントでした。

 

圧倒的な戦闘描写と怒涛の展開を見せた『動』の前回に対し、今回は大戦後の『命の選択』に絞った『静』の回。重い二択を突き付けられたキャラクターたちを演じられた声優さんたちの演技が光っていました。前回の派手さがあったからこそ粛々とした今回が活きる。

 

次回から『地下室』に潜入!

ついに物語の核心へ・・!

 

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