サブカル国道二号線

ー Subculture National Highway Route 2 ー

【Dr.STONE】第1話『STONE WORLD』感想 アイシールド21の稲垣理一郎先生が描く原始の冒険譚!

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Re:ゼロから始める石器時代生活

 

 

 

『次にくるマンガ大賞2018』で2位に輝いた話題作がついにアニメ化。ちなみに今年度の投票は先日締め切られ8月に結果が明かされるそうです。ちなみに私は『ぼっち・ざ・ろっく!』推し。

 

www.marureze.com

 

 

石化した人類

謎の現象により突如として地球に存在する全人類が石化・・!

ほんとに、マジで脈絡なく(笑)

 

あり得るのは太陽活動による強磁場の影響とか・・?もしくは地球外生命体による攻撃という線も・・。でもそうだったら話がブレすぎるか・・(; ・`д・´)

 

3700年後の世界

人類が石化してから3700年が経過。

主人公の千空、そして友人の大樹の石化が解ける。目の前に広がる世界は人類が気付いてきた文明が衰退し大自然が広がる石器時代のような光景。

 

自分たちが生きていた現代社会とはかけ離れた世界。再び文明を取り戻すために2人は活動を始めていく。

 

Re:ゼロから始める石器時代(ストーンワールド)には2人以外は誰も石化が解けていないので、さながら始まりの人類であるアダムとイブ・・

 

ではなく、アダムとアダムか(笑)

クールな千空を演じるのは小林裕介さん。ちょっと『Re:ゼロから始める異世界生活』のロズワールを意識した(?)演技が特徴的。

 

デカブツと称される大樹役は古川慎さん。あまりイメージの無い脳筋タイプのキャラですがこんな演技も出来るのかとビックリ。エンドロールでクレジット観るまでは日野聡さんかと思ってた(笑)

 

千空と大樹

頭脳明晰な千空が頭を使い、体力自慢の大樹が体を使う。2人は手分けしてこの世界で生きていくためのインフラを整備し始める。

 

とはいえ、アダムとアダムしかいない人類に未来はないので、2人は石化を解き人類復興を掲げる。 

 

自然に2人の石化が解けたのは曝されていた環境によるものと推測した千空は、きっかけを掴み石を溶かす『腐食液』にたどりつく。

 

 

知識はあれど、物がないのがストーンワールド。『腐食液』を作るためには材料を用意しなければならない。ブドウからアルコールを生成し硝酸と混ぜる実験を繰り返すこと1年・・。

 

2人の実験は成功し、石化した鳥が3700年の時を経て復活を遂げました。

不条理なファンタジー展開に科学が抗い始め石化解除を成し遂げた最後のシーン、やってることは『石を溶かすために腐食液をかけた』だけなんだけど熱いシーンだったなぁ。

 

まとめ

ありそうでなかったストーリーでかなり楽しめました。

唆るぜ、これは・・

 

現代社会から文明が失われ再び石器時代からやり直すという展開、これはある種の異世界転生モノと言ってもいいかも。現代の知識というハンデを持ちながら石器時代にタイムスリップしたようなものですし。千空だけで物語を進めて俺TUEEEするのではなく、大樹ときっちり役割分担をしていて好感が持てますね。

 

科学を駆使して世界を牛耳ってやろう!という千空の上昇志向が前面に出てるので、絶望感は控えめで◎。何より読者層の中高生は面白いかつちょっとした役に立つトリビア的知識を読みながら得られるので人気があるのもうなづける。知らないことを仕入れたら人に教えたくなっちゃうもんね、この年頃は(笑)

 

そして、早く杠を石化から助けてやってくれ・・!ちょっとの出番だったけど可愛すぎました( *´艸`)

 

人類を復興させ文明の復活を加速させたいところだけど、蘇る人間が必ずしも千空たちと考えが一緒とは限りませんし、この先は人同士の対立や派閥とか国みたいな概念も出てくるのだろうか。警察という抑止力もないので知識だけでは生き抜けない千空は立ち振る舞いを考えないと復活させた奴に殺されかねないよね( ゚Д゚)