毒の胞子と銀河の歌姫
アイ・イェー
第2の惑星『シャムーア』へ上陸したアストラ号。『刺客』の存在が仲間割れの危機を招くと判断したカナタは、犯人捜しをしないようクルーに通達。
上陸直後から早速、食料と水分の調達を開始します。シャムーアの特徴は重力がやや軽めで浮きやすい。カナタがキトリーに蹴られて結構ぶっ飛んでた(笑)
大量の水を内包するサボテンを見つけ、水の問題はクリアできたが食料の方は保存性が低いものしかなく今後の長期航行は難しい・・。
更なる調査で食料の確保が十分にできるか微妙な所だが、宇宙空間に出てからの食糧難を避けたいカナタはシャムーアで備蓄をしっかりしてから次の惑星への出発を提案。
水も食料も節約しつつこの惑星で調達を図ろうといた矢先、事件が勃発。書置きを残しユンファが失踪してしまいます。
ユンファ
何の特技も持たず役に立てない自分がアストラ号を離れることで『一人分の食料』が浮くと判断したユンファ。諺に「働かざるもの食うべからず」とあるぐらいだが、とはいえ彼女のネガティブ思考は中々に極まっている。
そんな彼女の心を解きほぐすためにカナタは、探しだしたユンファと腰を据えて話をすることに。
できるだけ「目立たないように」生きる彼女、その思考を形成したのは親の教育。活躍して目立つのも失敗して目立つのもよしとしない教育によって、ユンファは「透明」でいることが最善という考えに至ったのでした。
カナタがユンファを見つけ出した頃、他のクルー達は謎の発熱に襲われる。それはシャムーアに群生する『ポールツリー』が発する胞子によるものでした。
ポールツリーは胞子によって動物を殺し、その養分を使って成長する。シャムーアの生態系の頂点はこのポールツリーでした。
手当にあたるキトリーはこの危機的状況を脱するには『解毒剤』が必要と判断。カナタがその捜索を開始。
銀河の歌姫
カナタが解毒剤を探す一方、皆の介抱を行うユンファ。シャルスのように動植物の知識が豊富なわけでもなく、キトリーのように医療知識があるわけでもない。
彼女が今自分にできることを見つめなおし取った行動は、『歌う事』。彼女の歌声は皆を癒し、カナタが解毒剤を持ち帰るまで皆耐えきることができました。
まとめ
第2の惑星『シャムーア』で巻き起こったユンファ失踪騒動とポールツリーの脅威。 ユンファの夢は歌う事、目立たない生き方とは対極にある夢でした。
その演技力も素晴らしいですが、歌声も超一流な早見沙織さん。ユンファは早見さんに声を当ててもらうために生まれたキャラといっても過言ではないぐらいのナイスキャスティングでした。間違いなくアニメ化で映えたキャラでしょう。
「宇宙空間×歌」、そこはかとなく漂うマクロス臭。「銀河の妖精」や「超時空アイドル」などユンファには強力なライバル多しです(笑)
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