俺たちの食戟はこれからだ!
よっしゃああああ!!THEENDオオオ!!
あらすじ
BLUE準決勝。異能『クロスナイブズ』を駆使する才波朝陽と相対するソーマが繰り出した皿は『チャーハン』。世界五大料理を一つの皿に集約するという課題に対し庶民的な一品で挑んだソーマの思惑は・・?
- ソーマ vs 朝陽
- ソーマ vs えりな
- 綺麗な薊、朝陽との知られざる関係
- 後日談
ソーマ vs 朝陽
準決勝のテーマは『世界五大料理を1つの皿に』。ソーマが出した料理は『チャーハン』。庶民的な一品の裏に隠されているのは確かな技術と『失敗の味』。
母とのエピソードを交えた逸品で朝陽に完勝。後に真凪が「神の舌には皿を出す人間の内面まで読み取れる」と明かしたことから察するに料理への思い入れの有無が勝敗を分けた模様。
人の能力を奪うタイプのキャラにありがちな「自分には何もない」と敗因を分析する朝陽。そんな彼ですが、後々もう一度スポットが当たります。意外な形で。
ソーマ vs えりな
『BLUE』決勝戦。お題は『地球上に存在しない皿』。審査員である母を意識するあまりいつもの調子が出ないえりな。そんな彼女の様子を見たソーマが繰り出したのは、えりなに『美味い』と言わせるために試行錯誤し続けてきた『女王のためのエッグベネディクト丼』。
ソーマの逸品を食べたえりなはあまりの美味しさに城の天守閣をはじけさせる(笑)。この漫画の美味しさを表す指数がついに建物の破壊にまで及んだ・・( ゚Д゚)
決勝戦の勝敗は分からぬまま、えりながソーマに励まさせる形でいつもの調子を取り戻してTHEENDオオ!!
決勝戦後の後日談、ソーマの父と母の馴れ初め、玉の世代の未来を描いた特別編も同時収録されておりそちらで本編で描けなかった部分をフォローしていました。
綺麗な薊、薊と朝陽の関係
最終巻のテーマはおそらく『家族』。幸平家と薙切家、2つの家庭にスポットが当たっています。
妻と娘の前に姿を現した薊。以前のような魔王然とした風格はなくすっかりキレイな薊さんになってました(笑)
えりな、真凪、薊、バラバラだった家族の関係は少しずつですが修復しつつある。そんな薙切家に衝撃の事実が。なんと朝陽が薊の息子であることが発覚・・!
その後薙切家に迎え入れられた朝陽。
えりなの兄(異母兄)となりました。
超展開すぎる・・( ゚Д゚)
後日談
本編で描かれなかったBLUE決勝戦はえりなの勝利で幕を閉じた模様。『玉の世代』が最終学年となった遠月学園はソーマの活躍により大衆食堂出身の入学希望者が増加。連載開始時のようなエリート学園から料理人を志す者へ広く門戸を開いた学校へ変化を遂げています。
『玉の世代』に関しても最終巻で明かされた秘密がありました。たまたま見所のある料理人が揃った世代ではなく、仙左衛門が「えりなのために世界各国から集めたエリート料理人の卵」。この世代に素晴らしい料理人が偏っているのは仕組まれていた事でした。
そして本編ではほとんど触れられなかったソーマの母についても、城一郎との馴れ初めという形で披露。最後には大人になったソーマたちがゆきひらに大集合して終幕。本編で描き切れなかったエピソードを全て掬って特別編を含めれば綺麗にまとまってます。
まとめ
気が付けば36巻の長期連載組となっていた『食戟のソーマ』。定食屋出身のソーマを通して描かれる意外性のある料理と、綺麗な作画(とおはだけシーン)が話題を呼び4度のアニメ化もされた有名作となりました。
2年生編以降は学園を飛び出し『真夜中の料理人』が出てきたりいきなり出てきた設定の『異能』など失速感は否めません(笑)。が、なんだかんだで最後まで楽しめました。
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