サブカル国道二号線

ー Subculture National Highway Route 2 ー

【Dr.STONE】第17話『百の夜と千の空』感想 時を超えた百夜からの贈り物はかけがえのない仲間!

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時を超えた百夜からのバトン

 

第17話のあらすじ

石化を免れた百夜たち6人は石化した70億人を救うため地上に降り立つ。文明の全てが失われた地球でサバイバル生活を始めた先人たちが遺していったものとは・・

 

 

   

第17話のPOINT
  • 石化した地球で生き抜く6人
  • 百夜が千空に遺したもの
  • 時を超えたバトンを受け取った千空
  • 石神村に迫る脅威

石化した地球で生き抜く

 

目の前で石化を目の当たりにした百夜たち。宇宙空間にいたことで石化を免れた6人は石化した人類を復活させるため地球へ降りることを選択。石化するかもしれない一か八かの賭けだったけど地球へ降りても石化はしませんでした。

 

無人島でのサバイバル生活を始めた6人。数年たてば生活基盤も整い結婚したり子供を設けたりとやや非石化人類が繁栄。2人子供が生まれるだけで30%増とかなので種を絶やさないという意味では重要ですね。

 

百夜と千空に共通しているのが『思考停止』しないこと。諦めることを諦めない姿勢が、百夜に地球に降り立つ選択をさせその結果石化世界で人類が生き延びる事になりましたし、千空が目覚めた直後に文明を再興させるに至った。親子のこの姿勢が今の科学王国(石神村)の繁栄をもたらしました。

 

非石化人類始祖の6人は、病気や時の流れによって一人また一人とその命を落として行きましたがその子孫たちが種をつないでいき今の石神村に。百夜の遺した『百物語』は石化世界を人類が生き抜くための教訓でした。

 

『ラーメン』『肺炎』など今と3700年前をつなぐワードを出してきてます。百夜が成しえなかった肺炎の治療を千空が3700年を経て成し遂げたって展開は熱いね。石化世界という状況は同じなのに結果が違ったのは千空の科学力とそれを支えた仲間たちの結晶によるもの。

 

石神村の村民がねこじゃらしラーメンにハマったのも、実はDNAレベルで美味しいと刷り込まれていたんですねぇ(*´▽`*)

 

いつか再び宇宙でラーメンを・・

この辺りの演出、うまいよねぇ。

 

百夜のバトン

ルリから百夜のメッセージを受け取った千空。代を重ねていつか千空にたどり着く、百夜が石化世界を生き抜く千空へ贈った科学土産は『仲間』でした。

 

百物語を教訓に生きていく人類がいつか千空を助ける存在に・・

 

そんな父の土産と、父の想いを受け取った千空は父が託した『全人類の石化解除』を改めて誓うのでした。

 

6人だけで無人島を生きた百夜たちを見た後の石神村の宴の光景。ただの日常の一コマだけど石化世界で何十人もの人間が生きている、感慨深いものがありますね。

 

幾千年を超え墓標で父と対面する千空は、自分を信じ百夜が遺してくれたモノに感謝を告げるとともに亡き父を想い涙。合理的な考えを持ちつつ実は情に熱いってギャップがあるから千空は憎めないんよねぇ。

 

まとめ

石化前後の世界について今まで明かされることは無かったのですがそのミッシングリンクが明らかになりました。非石化人類6人がつないだ石神村。石化したはずの世界で先住人類がいることの謎が明らかになったわけですが、それは千空の父である百夜が幾千年を超えて渡した息子へのバトン(仲間)でした。代を重ねていき目的を達するのは『俺の屍を超えていけ』を彷彿とさせますね。

 

村編が一段落し、集落の謎が明かされたところでやってきた脅威は司帝国。父が遺した仲間と自分の科学力を武器に科学王国はどう立ち向かうのか・・。

 

 

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