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【PSYCHO-PASS 3】第3話『ヘラクレスとセイレーン』あらすじと感想 六合塚弥生が登場!

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フリージャーナリスト:六合塚弥生

 

第3話のあらすじ

小宮カリナと敵対する薬師寺陣営の調査中に謎の武装集団から襲撃を受ける。襲撃犯を追い灼と入江は『廃棄区画』に潜入。区画は入江の馴染み深い場所だった。一方、襲撃された薬師寺陣営に再度接触した炯と廿六木。陣営には廿六木の家族がいて・・

 

   

第3話のPOINT
  • 都知事選の焦点は移民政策
  • 家族と遺伝子
  • 灼と打ち解け始めた入江
  • 意外と短気!?炯が暴力沙汰で停職
  • 灼と炯の過去

都知事選の焦点

薬師寺は初対面の廿六木にビンタをかまし熱い抱擁・・。熱い男のようです(笑)

 

そんな薬師寺が掲げる政策は積極的な移民の受け入れと活用。人種へのこだわりはなく開国に舵を切った今の日本の路線を更に推進しています。

 

一方、敵対する小宮カリナが掲げるのは隣人政策。入国者を規制する方針を掲げ薬師寺とは思想が真っ向から異なってます。

 

転落事件と薬師寺陣営のつながりを追う灼は、薬師寺の秘書と接触しますがここで謎の武装集団の襲撃に遭います。秘書はあえなく殺害されまるで口封じのよう・・

 

武装集団に対してドミネーターでの処理ではなく逮捕を優先した灼。「それを決めるのは人間です。その為にドミネーターに引き金が付いているんですから。」

 

確保して情報を引き出すという意図もあったんでしょうけど、機械に指示されて人を殺めるのではなく自分で執行対象を見極めるという刑事としての強い意志を感じました。シビュラに依存した社会において自身での意思決定は中々取れる行動ではないですよね。

 

ここの流れは1期の槙島の思想を彷彿とさせられました。

「僕はね、人は自らの意思に基づいて行動した時のみ価値を持つと思っている」

 

このセリフが頭に浮かびました。

 

廃棄区画と入江

武装集団を追う一係。

『廃棄区画』の調査に乗り出します。

 

区画に馴染みのある入江というキャラの掘り下げも。ともに調査を進めていく中で入江は灼と打ち解け始めてきてますね。

 

入江は『廃棄区画』という社会が人為的に作ったスラムとそこで暮らす人たちへの想いから執行官になったようです。

 

廿六木と家族

一方、襲撃された方の薬師寺陣営の調査を進める炯と廿六木。陣営に廿六木の家族がいるということを分かっていながら炯は廿六木を連れ出したのですが・・

 

これが炯の停職を招くことに・・。

 

廿六木一族は名家ゆえか『優秀な遺伝子』を診断し家族を作っているようで。なので潜在犯という烙印を押された廿六木天馬への当たりは強い。

 

天馬への罵倒に耐えかねたのか、人種差別に腹を立てていたからか炯は民間人である廿六木の兄に手を出し停職・・(´Д`)

 

意外と短気なのね(笑)

ここまで冷静な判断で活躍してきた彼が暴力沙汰を起こすぐらいに、移民を受け入れない人たちの根強い風潮に心が疲弊していたんでしょうか。

 

炯が停職中の穴を埋めるべく一係に配属されたのは、かつて執行官として一係を支えた六合塚弥生!!フリージャーナリストということは潜在犯は解除されたのかな・・?

 

灼と炯の過去

雛河の調査で判明した2人の過去。

 

灼の推薦人は常森朱。父は官僚で自殺。

炯の推薦人は霜月。兄は既に他界。

 

炯の兄は殺害されており、その容疑者は灼の父・・

 

容疑者の家族と被害者の家族という関係でした。

 

その関係性にも驚きでしたが、朱の事を『人殺しの監視官』と表現していたり『前任監視官の事件』など気になるワードも飛び交っています。

 

そして一番気になるのが灼の父の『自殺』。

その素性はまだわかりませんが、経歴だけでいえばシビュラシステムに取り込まれる対象といえるんですよね・・。

 

まとめ

弥生さんも3期に登場(*´▽`*)

旧キャラガンガン出し過ぎて今の一係を喰わないようにしてくださいね・・(笑)

 

今回は薬師寺陣営の調査と新たに出てきた武装集団(廃棄区画)の調査。まだ転落事件とのつながりが見えません。

 

人種差別やヘイトスピーチといった社会問題に切り込みつつ、近未来が設定ということを活かした遺伝子による選別も盛り込みメッセージ性が強いエピソード。

 

人となりが分かり始めた入江、家族という悩みの種を抱える廿六木。執行官の入江や廿六木にスポットが当たり彼らにも愛着がわいてきたなぁ。

 

あと、ご飯の描写が無駄にクオリティ高くて飯テロ過ぎる回でした(笑)

 

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