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【バビロン】第6話『作戦』感想 公開討論開始!特別捜査班を解散した正崎の奇策!

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作戦と策略とどんでん返し

 

第6話のあらすじ

自殺法の是非をテーマにした公開討論が始まる。久しぶりに世間へ姿を現した齋。彼の『自殺教唆』を証明できなかった正崎は、特別捜査班の解散を宣言。捜査を打ち切った正崎の思惑とは・・

 

 

   

第6話のPOINT
  • 打ち切られた齋の捜査
  • 正崎の作戦は『拉致』
  • 公開討論開始!饒舌なる齋
  • 野丸の策略と齋のどんでん返し

特別捜査班解散

齋が姿を現す公開討論会までに、彼が『自殺教唆』をしたという証拠を見つけられなかった捜査班。成果を上げられなかった上、曲世との遭遇により筒井警部補は自殺に追い込まれ人員も失った・・。

 

正崎は特別捜査班の解散を宣言。

 

しかし、彼はとある作戦を立案し参加者を募る。それは公開討論会当日に齋を『拉致』するというもの。『自殺法』を止めるための選択、正攻法ではだめだと判断しなりふり構っていられなくなってきました。

 

自分が『正義』と信じるものをなすには正しい行いだけでは限界があると、正崎は回を重ねるごとに正しさから遠ざかっている気がする・・。

 

自殺法の是非を語る公開討論

公開討論当日、齋の拉致を目論む正崎たち。彼らが見守る中始まった討論会は、自殺法賛成派である齋と反対派の議員4人でのディベート。

 

経済・道徳・法律・感情の面で齋が掲げる『自殺法』を否定する反対派。対して齋は理路整然と反対派が訴えた自殺法のデメリットを覆していきます。

 

ちょうど違法薬物で田代まさし容疑者や國母容疑者が逮捕されたばかりで、大麻などの合法化についてテレビ番組で討論されていたこともあり齋の主張は結構タイムリーでしたね。

 

齋が主張したのは、『自殺』を合法化することでの自殺の減少。選択肢として挙げておくことで『自殺』について熟考できる環境を作る事、『自殺』を公に認める風潮を作り後ろ暗いモノにしない事。価値観は時代で変わるという事を『性自認』の話題に絡めていたのはわかりやすいですね。禁止されていることをあえて合法化することのメリットを『大麻合法国での使用率』で表現したのもわかりやすい。

 

『自殺』=後ろ暗いモノ、短絡的な手段

 

という凝り固まった判断しかできない反対派の老人たちの方が全然未来志向じゃないよなあ・・と思わせた齋開化の弁論がスゴイ・・。

 

齋開化の反論に呑まれた場の雰囲気。

しかし、ベテラン政治家らしく老獪な野丸のやり口もすごかった。

 

野丸の策略

『感情』を焦点に自殺法を否定する野丸。彼の根回しと策略はすさまじくまさに劇場型の作戦を展開します。

 

動画サイトで父の自殺を止めたいと訴え『自殺法』の否定を掲げ世間の話題をさらった太陽という少年をゲストとして呼び、彼を域議選挙に立候補させると宣言。

 

域議選挙の制限の緩いルールを逆手に取ったうえで、国民の『感情』に訴える熱弁。齋の反論で傾きかけた場の流れをひっくり返しました。

 

が、しかし、

 

素性の知れぬ少年を利用したことが裏目に。

この太陽という少年、齋の息子であることが判明!

 

まとめ

スーツのおっさんたちが討論しているだけの30分だったのに、思わず魅入ってしまい時間が立つのが早かった・・。齋の口のうまさと表現の分かりやすさ、思考の柔軟性が印象的で、反対派が訴える正論よりも齋の訴えに妙に納得させられました。

 

そして、この作品いつも終わり方が次回への期待を煽ってくるんですよね。してやったりだった野丸は逆に追いつめられた一手となりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

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