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【バビロン】第7話『最悪』感想 第二章完結!曲世愛がつくった最悪の地獄絵図・・

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最悪という言葉はこの展開のためにある

 

※とんでもないネタバレを含んでます

 

第7話のあらすじ

野丸が切り札として連れてきた太陽は齋の息子だった!親子の絆によって自殺法否定派の優位はまんまと切り崩されてしまう。正崎は齋の拉致作戦を敢行するが、潜んでいた曲世愛の手によって最悪な展開が幕を開ける・・

 

 

   

第7話のPOINT
  • 明かされた齋親子の絆
  • 自殺法とは死と友達になる事
  • 曲世愛がもたらす『最悪』
  • 第二章完結、全てを失った正崎

 

齋親子の絆

野丸が切り札として登場させた太陽は齋の息子でした。

 

太陽は心臓病を患い移植しなければ生き永らえない事、現行の法律では心臓移植の件数に限界がある事、自分で死を選択する権利がある事で得られる恩恵を息子を使いテレビで拡散。

 

太陽が本当に心臓病なのかは現時点で不明ですが、ここで『死』による再生を訴えかけてきました。野丸が前回主張していた『情』に訴え、自分が自殺することで「心臓が一つ余る」という表現を使い大衆を味方につけた齋。

 

野丸が打った布石を利用し、オセロのように鮮やかに場をひっくり返しました。 『自殺法』に追い風が吹き、政治面は完全敗北。これは野丸さんが太陽の出自を確認しなかったのが悪いね(笑)。詰めが甘かったと言わざるを得ない・・

 

一方、正崎は齋の拉致作戦を実行に移しますが・・

 

九字院、安らかなる死

齋の拉致作戦を実行に移した正崎。しかし計画が思うように進まず仲間たちとの通信も途絶える。側近の瀬黒まで投入し事態の把握に努めるが・・もう嫌な予感しかしません。

 

正崎は血まみれの九字院と遭遇。

 

齋夫人の警護を担当していた九字院の様子が明らかにおかしい・・。曲世愛と接触した人と同じようにその『魔性』にあてられていました。そう、曲世愛は夫人役として現場に潜入していたのです。

 

曲世の『魔性』に堕ちた九字院は、残る理性で正崎に逃げるよう伝えその後自殺。生と死の境界を性行為の快感になぞらえ、その高まりをあふれ出る血液で描写。九字院の最期は安らかで気持ちのよさそうな顔でした・・。

 

「出ちゃう」とささやく櫻井ボイスはとてもえっちぃかった(小並感)

 

ここで九字院さん退場か・・(´Д`)

1話から正崎をサポートしてくれてたキャラだけに正崎にとっても、視聴者にとっても衝撃的ですね。曲世にあてられて自殺するようなタイプでも無かっただけに自殺退場は強烈なインパクトを放ってました。

 

曲世愛が生んだ最悪な災厄

正崎は曲世を追いかけますが、彼が目にしたのは拉致作戦に参加したメンバー全員の死体。もれなく全員『自殺』

 

唯一、現場での死亡確認がされなかった瀬黒は曲世によって拉致されていました。

 

そしてはじまる『最悪』

 

瀬黒を生きたまま貼り付けにし、斧で四肢を切断していく曲世。その光景をライブ中継し正崎に見せつけます。

 

直接的な描写は無い。が、『最悪』のシーンを、正崎の妻と子供が彼のために作ったお弁当の調理シーンで表現するという・・。なんという趣味の悪さ!(誉め言葉)

 

そしてゆきのさつきさんの演技が相変わらず素晴らしい。魅音(ひぐらしのなく頃に)とはまた違った狂気で実にイイ。

 

淡々と瀬黒を切断していく曲世はサイコパス以外の何物でもない・・。「善と悪は分かり合える、だって人間だもの」と名言のようにつぶやく曲世と、『最悪』をやめるよう懇願し最後に「ちゃんと悪を理解するから・・」と泣き叫ぶ正崎のやり取りで第二章終幕。

 

こんなん見せられたら色相濁って犯罪係数一気に跳ね上がるわ・・( ゚Д゚)

 

公式のキービジュアルに出てくる4キャラの内、正崎以外が退場となりました。そしてそれぞれの死に方(文緒は首つり、九字院は銃で頭部打ち抜き、瀬黒は四肢切断)とビジュアルの柄はやはり関連していましたね。キービジュアルの瀬黒はかなり激しく引き裂かれていたから嫌な予感はしていたけどまさかこんな事になるとは・・。

 

babylon-anime.com

 

正崎さん、最後くらい「陽麻」って呼んであげたらよかったのにね・・

 

まとめ

第二章終幕。スタッフが視聴には十分注意』と散々喚起してだいぶハードルが上がってましたが、そんなの易々と超えてくるとてつもないゾクゾク感と絶望感、怒涛の衝撃的展開に観終わった後脱力してしまいました。

 

今まで直接的には手を下していなかった曲世が、自らの手で殺人を犯し表舞台に上がってきました。最後の『最悪』はいわば正崎への挑戦状、一撃ノックアウトでした(´Д`)

 

自殺法に追い風が吹き、仲間は全滅。全てを失った正崎さん、ここからどう巻き返すんでしょうか・・。「目には目を、悪には悪を」で対抗するしかないんでしょうか。

 

そして、これだけ圧倒的な曲世の『魔性』を今後どう扱うか。本格サスペンスかつ社会問題に切り込んだ内容なだけに『異能』で片付けられるのはなぁ・・。そういうモノという割り切りで納められちゃうのかな。

 

衝撃的な展開の連続だった第7話でしたが、一番衝撃的だったのは次回の配信が一か月後だという事・・(笑)

 

12月29日までここでお預けなのかよ(´Д`)

 

 

 

 

 

 

 

 

【前回の記事】

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