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【進撃の巨人 最新刊】第30巻 感想(ネタバレあり) エレンとジークがたどり着いた『座標』!垣間見るグリシャの記憶・・

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2000年後の君から2000年前の君へ

 

 

 

進撃の巨人最新刊の感想です。

 

※この記事は作品のネタバレを含みます

 

【前巻の感想】

www.marureze.com

 

進撃の巨人 第30巻

 

第30巻のあらすじ

エレン(始祖の巨人)とジーク(王家の血)の接触を巡り、イェーガー派・マーレ軍・エルディア軍が入り乱れての大激闘を繰り広げる。激戦の結果、多くの犠牲を払いついに兄弟の接触が果たされるが・・。『座標』で明らかになる『進撃の巨人』の真の力とエレンの野望・・!

 

30巻の感想

 

30巻のPOINT
  • ジークの咆哮で散る命
  • 座標にたどり着くエレンとジーク
  • 未来から過去への干渉

 

 

エレンとジークの接触によって起こる『地ならし』、そして二人の思惑でありユミルの民の種を絶やす『安楽死計画』。阻止するために動くマーレ軍、エレンに加勢するエルディア軍。人と巨人、調査兵団とマーレ兵士、ライナーやガリアードといった巨人もミカサやアルミンといった主要キャラも入り乱れての大激戦。

 

ジークの咆哮でピクシス司令をはじめ多くのエルディア軍のキャラが巨人化・・。巨人と巨人が入り乱れる阿鼻叫喚の絵面(笑)

 

多くの犠牲を払ったうえで、首をはねられながらもエレンはジークと接触を果たし始祖ユミルが待つ『座標』へ。

 

30巻は『座標』でのエレンとジークのやり取り、兄弟2人が父グリシャの記憶を辿る描写がメインです。過去の記憶を辿ることで明らかになった進撃の巨人の真の力とエレンの野望。ラストでは壁の巨人が一斉に復活し世界の終焉を予感させています。

 

巨人の継承

ファルコがジークの力で無垢の巨人化。ライナーは鎧を継承させようとしますがここで割って入ったのがガリアード。ファルコへの継承はガリアードの『顎』となりました。

 

この先の展開次第で巨人の扱いがどう変わるのか見えませんが、ガビとファルコはマーレ編以降かなり描写を割いているキャラなので2人とも巨人を継承、変わる世界でそれなりに役割を持たせられるキャラになると思ってます。

 

エレンの思惑

座標にたどりついたエレンとジーク。エレンが錠前(始祖)をジークがカギ(王家の血)を持っていたので、一人ではたどり着けない場所だったのですが念願かなって接触を果たしたことで到達。

 

ここでエレンがジークの安楽死計画に従わず仲違い。ここに来るために利用していただけという・・。ジークもそれは分かっていたようで座標に佇むユミルを支配下に置いていました。

 

進撃の巨人の真の力

ジークが見せるグリシャの記憶。グリシャの行動の結果は作中で明かされていましたが、その中身を今回明かした形。

 

ここで明らかになったのが、壁の王一家惨殺がグリシャの本意ではなくエレンによって唆されたこと。

 

そして、グリシャによって明かされたのが『進撃の巨人』は未来の継承者の記憶を見ることが出来る。ゆえに、エレンの記憶がグリシャの行動を誘導していた事も判明。

 

以前話題に上がってクルーガーの「ミカサ、アルミン」発言はエレンの記憶の混同ではなくこの能力の伏線でした。

 

未来を見る事ができる能力と、継承により過去の記憶を保持する事も出来る『進撃の巨人』がチート過ぎる・・。しかし、エレン自身は未来を見る事は出来ていないっぽいので、進撃の継承に関してはエレンが最後という事かな?

 

2000年前の君から

そして第1話タイトル『2000年後の君へ』の伏線回収。始祖ユミルがいかにして巨人になったか、どういう生涯をおくっていたか・・

 

巨人の力を得た事で奴隷でありながらもエルディア王に気に入られますが・・

あくまで奴隷。力の継承による一族の繁栄という目的で王との子を宿し家庭を築く。

 

力を継承させるため、王が娘たちにユミルの血肉を喰わせるシーンはおぞましい・・。

 

王家の血を引くジークが座標のユミルに対し奴隷として命令を与えるのに対し、エレンは奴隷でも神でもなく『人』として接しユミル自身に世界をどうしたいかを委ねます。

 

 

多くの犠牲と仲間たちの屍の上に立つエレンの思惑はすべて明かされたわけではありませんが、ほとんどの伏線が回収され物語がいよいよ終局を迎えています。

 

エレンが現実世界で復活し、壁の巨人が一斉に覚醒したということはユミルがエレンの意志に同調したという事でしょうが、彼が目指す世界とは一体・・(;・∀・)

 

まとめ

巨人との手に汗握る戦闘や立体起動装置を駆使したアクションは控えめで、メタ世界で語られる過去の真相と伏線回収がメイン。派手な展開は無し。過去での未来の把握、未来から過去への回帰など頭が混乱する話でしたが、セカイ系とか世界観ではなく、こういう『世界』なんだとなぜか妙に納得させられました・・。

 

今回はここら辺で。

進撃の巨人第30巻を読んでの感想でした。

第31巻は2020年4月9日発売予定!

 

 

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