ジェントルとラブラバの固い絆
※この記事は作品のネタバレを含みます
ジェントル役に山寺宏一さんを起用したのは春クール開始のハクション大魔王の宣伝・・なのかな(笑)。ジェントル→ハクション大魔王のヒロアカとのコラボCMが中々いい感じ。
ジェントルの雄英侵入を阻止するため1人奮闘するデク。追い詰めたかに見えたが、ラブラバとの愛の力でジェントルは再びデクの前に立ち塞がる!
- ラブラバの個性は『愛』
- ジェントルの悲しき過去
- 戦いの結末でほろ苦く・・
愛の力
ジェントルの軽快な動きに翻弄されるデクだが必死に食らいつく。
窮地に立たされたジェントルでしたが、ラブラバの個性『愛』の力でパワーアップ!
Gガンの石破ラブラブに通ずるものがあるね。
後世に名を残すという夢を原動力に動くジェントル。デクは彼の真っ直さに理解は示すものの文化祭を壊されることは当然ながら認められない。
ジェントルは夢のために、デクは仲間の頑張りやエリの笑顔を守るために激しくぶつかり合います。
ジェントルの過去
ジェントルも、この世界ではよくいるヒーローを志す学生の1人でした。
しかし成績は振るわず・・。人を助けるために個性を使う行動力はあったものの、運悪くそれがかえって人を傷つけてしまい道は閉ざされてしまう。
失意の中で、やがてジェントルはヴィランとして名を残そうと思うように。
誰にも期待されない人生の中で、出会ったのがファンと名乗るラブラバでした。ラブラバもジェントルの動画に心奪われ彼に救われた身。互いが互いに救われた関係のコンビでした。
ほろ苦い結末
ラブラバの愛の力でパワーアップしたジェントル。数々のヴィランと死闘を繰り広げてきたデクも強敵と認めざるを得ないほど。
しかし、デクも守るもののために退くことはできない。
新技『エアフォース』とシュートスタイルを駆使してジェントルを倒すも・・彼ら2人の背景を知ったデクにとってはほろ苦い勝利。
ジェントルはラブラバを想い共に自首を選択しました。ジェントルは決して正義ではないけど、正義の対極は=悪でないという描き方なんですよね。少なくともラブラバにとってはヴィランであるジェントルが、光であり正義であり共にいるのが明るい未来。短かい中に色々と凝縮され考えさせられたエピソードでした。
まとめ
コミカルに描かれてきたジェントルとラブラバ。文化祭の前座程度にしか思っていなかったのもあり、ここまで熱い戦いになるとは思いませんでした。相変わらずこの作品は力を入れるべき戦闘シーンのクオリティが素晴らしい!
そして、デク役の山下大輝さんとジェントル役の山寺宏一さんの演技もすごく良かった。互いが譲れないもののためにぶつかり合うシーンでの熱演が素晴らしい!ジェントルを想うラブラバを熱演された堀江由衣さんもお見事!
ヒーローをカッコよく描くのも上手な作品ですが、ジェントルの学生時代のように憧れだけではどうしようもない事態や閉塞感など闇の部分を表現するのも上手いですね。
流儀もスマートさも捨て去り信念を貫こうとする姿勢、ラブラバを想い自首を選択したり、最後までデクへの礼節を忘れなかったり、ジェントルの良さがたくさん詰まった回でした。
次回は文化祭本番!エピローグは楽しく笑えるものになるのかな(´▽`)
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