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【PSYCHO-PASS 3】映画『FIRST INSPECTOR』あらすじと感想(ネタバレ注意) 

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『PSYCHO-PASS 3』完結・・!?

 

※この記事は作品のネタバレを含みます

 

劇場版のあらすじ

梓沢が公安局を急襲。その要求はカリナの東京都知事辞任宣言。一係は梓沢を逮捕すべく外務省行動課と連携し事態の収拾にあたる・・!

 

   

劇場版のPOINT
  • 急襲される公安局
  • 男前すぎる志恩の決意
  • 新型ドミネーターはショットガン
  • 劇場でのみ追加されるエンディング

 

 

Ziggurat Capture Part1

3部構成の第1話。

 

梓沢が公安局のサーバーを掌握。コントロールを奪われたことで収容中の潜在犯は脱走し、一般職員は人質に取られます。

 

梓沢の要求は東京都知事に当選したばかりの小宮カリナの辞任宣言。要求を呑めばカリナが殺され、呑まなければ人質が殺される。自分は手を下さず他人に選択の機会を与える梓沢の描写は終始『選択の提示』

 

炯はインスペクターとして行動し始めるも須郷につけられておりそのまま成り行きで外務省と合流、霜月は廿六木と雛河と合流しドミネーターの確保へ、志恩はカリナと共に身を隠しながら仲間との連携を模索、如月と入江は仲良く閉じ込められたまま・・

 

そして灼は・・寝てたら梓沢に捕まるという情けない登場の仕方(笑)

 

梓沢によって危機的状況に陥った公安局、一係が結集するまでのエピソードでした。

 

Ziggurat Capture Part2

劇場版第2話。

 

バラバラだった一係が結集し梓沢に反撃するエピソード。なんといってもこの回の注目ポイントは『最前線で活躍する志恩』『新型ドミネーター』

 

梓沢の狙いである小宮カリナと行動を共にし続けているのが分析官の志恩。唯一シリーズ3作ともに一係で捜査をし続けてきたキャラクターでありますが、彼女の仕事は後方支援。これまで前線に出てくることの無かった志恩が命がけで事態を解決しようと奮闘する姿、自分の事を多くは語ろうとしなかった彼女が心境を吐露しながら戦う姿は新鮮でした。

 

新型ドミネーターは霜月が考案したプロトタイプで、一度に複数の潜在犯を撃つことが出来るショットガン仕様。ショットガンドミネーターが一度に敵を複数鎮圧する姿は圧巻!対多人数想定の武器は今回のような暴動を治めるのにはうってつけ!

 

しかし、チャージ時間が長かったりバッテリー消費が激しかったりとちょっとピーキーな武器です(;・∀・)

 

一係の活躍によって状況は好転。

 

あとは灼と梓沢の直接対決を残すのみに・・

 

Rainy day,and

劇場版最終話。

 

シビュラの深部で灼と梓沢が一騎打ち。シビュラ深部での問答はシリーズでお馴染みの光景。灼は自分が免罪体質であることやシビュラの真実については父から教えられ既に把握していた様子。

 

シビュラになりたかった梓沢だったが、あっさりとシビュラに振られます(笑)

 

シビュラに基づきドミネーターが計測する犯罪係数、しかし執行するために引き金を引くのは人間。ギリギリまでドミネーターを使わず処理ではなく確保した灼。彼は作品初期から一貫してドミネーターの使用は極力避けていたし同様の発言をよくしていました。

 

『PSYCHO-PASS』は犯罪係数を計測してドミネーターで撃つというのがシリーズの代名詞でもあるんですが、この3期では作風を変えてきましたよね。新キャラをメインにし、ドミネーターを意図的に使わなかったり、今回も後半に差し掛かるまでドミネーターを出しませんでした。考え『選択』して処理ではなく逮捕するという、『人が選択する』という部分にフォーカスを当てていた気がします。

 

そしてその『選択』を序盤から他人に提示し続け上位の立場にあるようにふるまい続けていた梓沢。そんな彼は世界を管理するシステムに『選択』されシビュラに拒否され凡人認定を受けるわけですが・・

 

凡人でありながら上位のシステムに入りたいと願った梓沢は、免罪体質でありながらあくまで凡人でありたいと願った槙島とは真逆。3期のラスボスに据えられた梓沢の絶妙な小物感は槙島との対比を狙ったものなんでしょうか。

 

まとめ

テレビシリーズで完結させられず、続きはスクリーンで!というやり方がどうも好きになれませんでしたが、シリーズのファンではあるので続きは気になっていました。

 

2時間ぶっ通しではなく3部構成にしている時点で映画にする必要はあったのかな?という素朴な疑問が・・(笑)。そして映画では梓沢が起こした騒動自体は解決しましたが、灼の父や炯の兄について明かされる事はなく・・(;・∀・)

 

ビフロストを解体し公安局の新局長となった静火の掘り下げは今回もなし。気になる朱の動向ですが、釈放され狡噛と合流を果たしました。そして彼女は特別『執行官』として霜月の補佐に回るとのこと・・

 

・・・続編作る気満々ですやん(笑)

 

以上の事を踏まえると『PSYCHO-PASS 3』は結構尺を割いたにも関わらず次の展開への繋ぎって感じが否めませんでした。8話×1時間に映画版を追加しても全容が明かされないのはちょっとなぁ・・

 

私はAmazon prime videoの配信版で視聴しましたが、劇場版でのみエンドロール後に追加シーンがあるようです。2週間限定公開ですので観たい方は早めに・・

 

新型コロナウィルスが蔓延している今の状況では自宅で配信版を観る方がベストだと思いますが・・。たまたまだったんでしょうけど、配信版との併映スタイルは今のご時世にはピッタリで、映画館で観に行きたくても我慢せざるを得ないファンにとってはかなり親切だと思います。

 

【Amazon prime videoで配信中】

前編(Ziggurat Capture Part 1)

前編(Ziggurat Capture Part 1)

  • メディア: Prime Video
 

 

 

 

【PSYCHO-PASS 3の感想記事】

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