これまでに報告されている新型コロナ感染により引き起こされる合併症について、自分なりにまとめたメモ帳的な感じです。
個人的な意見ですが・・
コロナ第二波がやってきてしまい、またしても自粛の流れになってしまいました。個人的には、未知ゆえに効果的な対策が取れず危険に晒された結果、感染してしまった人が多かった印象の第一波、そして一方、第二波は感染対策が確立しつつあるも夜の街関連やカラオケなどリスクの高い場所での感染が目立った印象。
報道は増加する感染者数をただ流しているだけの印象なので、感染対策をしっかりしているお店での感染や感染対策を敢行している人がどれぐらいの割合で罹ったのか、重傷者や死者の増加について不透明ですが・・、ただただ引きこもるのではなく感染対策をしっかりとしリスクを低減した上であれば、ある程度経済を回すための活動は出来るのではないかなと個人的には思ってます。
『成功率30%の手術、受けますか?』
ノーガードで出歩くのってきっとこんな感じ
『成功率80%の手術、受けますか?』
感染対策をした上での外出はきっとこんな感じ
こんな例えは暴論かもしれませんが、下げられる感染率を下げた上での外出リスクをどう判断するか・・。20%失敗するなら手術を受けないと取るか、80%成功するなら受けると取るか・・
その20%で死のリスク、誰かを間接的に死なせてしまうかもしれないリスクがあるからなんとも言えませんが・・。
仕事や買い物など絶対に外に出なくても過ごせる人間なんて限られており、外に出る事は避けられません。なので、今回は新型コロナに罹ったら起こる典型的症状ではなく合併症にスポットを当ててみました。こんな症状もコロナのせいなのかな?と早期に気づいてもらえたら・・と。少しでもお役に立てれば。
文献による報告のまとめ
これまでに報告された新型コロナ関連の合併症に関する文献を働いている病院で読み漁って自分なりにまとめてみました。
報告の内容と、現場でのコロナ治療の経験、印象を交えると・・、特徴的だったのは『心筋傷害酵素の上昇』と『血液凝固異常』の2つ。
陽性患者の中で胸痛を訴えて運ばれてきて、検査を進めるうちにコロナ肺炎の所見が・・的なパターンも多かったですし、血液データの心筋傷害酵素の値がコロナ罹患者では異様に高かったのが強く印象にあります。
心筋炎のような経過をたどった人も何人かいましたし、ECMOを使って肺は改善してきたものの心臓が・・ってパターンもありました。
なので、文献で心筋傷害酵素上昇についての言及があった時に、うちの施設での偏った経験ではなく、これはコロナに特有の合併症であるとの認識が出来ました。ゆえに、持病に心疾患がある人はやはり罹患によるリスクが高いと言えます・・。コロナ感染によって心臓は傷付けられやすいという事ですからね・・。
もう一つは『血液凝固異常』。
コロナ患者に透析やECMOを施行した経験からの意見ですが、透析の回路も、ECMOも異様に詰まるのが早かった!これはコロナ特有というよりかは、感染が重症化し体内の凝固系が破綻した結果とも言えますが・・
治療に使うものが早期に詰まってしまって使えなくなるという事は、治療が思うように進められないという事。命綱ともいえるECMOが効果的に使えないのは死活問題・・。
文献で挙げられた内容と現場での経験を交えて出した個人的な結論、新型コロナ感染症による体内への影響を解剖すると・・
『重度の肺炎+感染の重症化』
が特徴的なのかなと。
肺炎に気を取られがちですが、肺炎の異様な進行スピードと並行して体内ではあちこちで炎症反応が起こり、心臓や脳、肺の血管を詰まらせたりしてしまう・・。
あと、合併症ではありませんが、持病に糖尿病を持っていると若い世代であっても重症化しやすい傾向にありました。多くの重症例は高齢者でしたが、稀に運ばれてくる若年層の重症コロナ感染者のほとんどは糖尿病持ちだったので・・
既往のある方は特に注意してくださいね。
とある臨床工学技士が文献を斜め読みし自施設での経験を交えた雑記。不安を煽るために書いたわけではなく、「こういう症状が報告されているし、現場でも経験したので該当する症状があれば注意してください」とお伝えしたかっただけです。
情報が更新されれば、随時アップデートしていきます。
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