敵が味方で、味方が敵で。
進撃の巨人最新刊の感想です。
※この記事は作品のネタバレを含みます
【前巻の感想】
進撃の巨人 第32巻
エレンを止めるため、ハンジ達調査兵団の残党とライナー達マーレ軍の残党が共闘!誰一人血を流さないために歩み始めたアルミン達だったが、かつての友へ銃口を向ける羽目に・・
32巻の感想
- 調査兵団とマーレ軍が共闘
- かつての友と対峙するアルミン達
- 地鳴らし発動で巨人達はマーレ大陸へ
調査兵団とマーレ軍の共同戦線
エレンを止めるため、全世界での虐殺を防ぐ目的で敵同士だった二つの組織が共闘。
エルディア人を救うためだけなら、エレンの行う巨人を使った世界侵攻は是とされる行為なのだが、アルミン達はエレンにこれ以上血を流して欲しくない、一方ライナーたちはマーレを守りたいという両者の思惑が合致した形。
「まだ話し合ってない」
マルコの今際の言葉がここで繋がるとは・・
調査兵団とマーレ軍、銃を向け合わずに話し合いが出来てる・・
初期で出た一兵卒の言葉が戦乱広がる世界でわかり合うための真理(^◇^;)
vsイェーガー派
マーレ大陸へ向かったエレンを追うため、港でアズマビトと飛行艇の確保に乗り出した調査兵団マーレ軍共同部隊。
しかし、すでにイェーガー派が港を占拠。
アルミン達の地鳴らし阻止を先に読んでいたフロックが部隊を指揮していました。
血を流さないために動き始めたのに、結果はかつての友がいるイェーガー派との戦闘。
やらなきゃやられる状況であり、躊躇できない事態。友を撃ってでも切り抜けてます。
アルミン達連合部隊は、なんとか飛行艇の確保を果たすも満身創痍の状態であり、友を手にかけた精神的疲労も半端ではない(^◇^;)
地鳴らし発動!
一方、エレンは大量の巨人達を率いてマーレ大陸へ侵攻し地鳴らしを開始。
断片的にエレンの回想がやっと入り、この行動に至った経緯がおぼろげに明かされました。
世界に残る遺恨は、大虐殺者と呼ばれようとも自分が一旦リセットし仲間達が笑って生きられる未来へ繋げるという覚悟のもとでの行い。巨人継承者として長くない寿命の自分がすべてを背負い込む、コードギアスのルルーシュが行ったゼロレクイエムに近い展開ですね。
まとめ
ハンジ達とライナー達、幾度も戦い血を流し合い仲間を失いあった二つの組織が手を取り合いました。敵だったマーレが味方になり、味方だったエレンや兵団の仲間が敵になる逆転展開。
ラストのエレンの侵攻。
エレンを見てマーレ人が「進撃の巨人」と呼んだり、構図だったり、エレンが巨人ではなく人を「駆逐してやる」と叫んだり・・
作品の象徴的なシーンをすべて逆転させていましたね。
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