ナナ、リーダーになる!
中島がいなくなりクラスリーダーが空席に。この機を逃すまいとナナはリーダーになるためとある策を実行する!しかし、次に立ちふさがったのは予知能力者・・!
ナナとミチル
「中島がいなくなり、空席となったリーダーの座は誰になるのか・・」
クラスの話題はそれで持ちきり。
クラスを掌握するため、リーダーになる事を決めたナナは、ミチルに近づき彼女を利用したある作戦を実行する。
その作戦とは、自分が『人類の敵』に襲われる被害者になりすますこと。中島や渋沢の失踪が公になることが時間の問題と判断した彼女は自らが被害者という立場になることで疑われないポジションに就こうという魂胆。
ナナを疑っているキョウヤすら欺いたこの作戦。敵に襲われたとみせかけて『自傷』するのが説得力を持たせたのですが、この傷はミチルの治癒能力で直してもらえると踏んでの大胆な作戦。ミチルはナナに気を許したためにすっかり駒扱いに・・(笑)
ナナ、リーダーになる
ナナの作戦によって、身を挺してミチルを『人類の敵』から守ったという事実が出来上がり・・「勇敢なナナこそが次のリーダーに相応しい!」とクラスは満場一致でナナヲリーダーに推薦。こうして、ナナの目論見通りに事は運びました。
ナナはリーダーとして、堂々とクラスメイトの能力把握に努められるのだから抜け目がないというか・・恐ろしいほどに狡猾である( ゚Д゚)
順調に事を進めるナナを、キョウヤは黙って見ているわけではありませんが、ナナに中島や渋沢を殺害する『動機』が見当たらないため推理は進まず・・。ナナの目的と彼女の背景にある組織の全容を掴めていないキョウヤにとって、ナナが事件を起こすよりも外部から『人類の敵』がやってきたことの方が、現状はつじつまが合う・・。
未来を予知する敵、現る
キョウヤの疑いの目を掻い潜りリーダーとしてクラスの掌握に乗り出したナナですが、一難去ってまた一難。今度は未来を予知できる能力者がナナの前に姿を現します。
ツネキチは、ナナが自分を殺す未来を念写しており、その事実を突きつけられたナナはひどく動揺・・。そら、未来を予知されたら手の打ちようがありませんからねえ。過去に戻れる渋沢並のチート能力がここに来て登場(笑)
まとめ
キョウヤに疑われながらもミチルという配下を得てクラス侵攻を始めたナナでしたが、またしても強敵が現れました。
未来を予知できるツネキチ相手にどのように立ち回るのか・・。知略サスペンスとしても面白いですが、無能力者が能力者相手にどう立ち向かうのか異能ものとしての魅力も存在する不思議な作品ですね。
【前回の感想記事】