今回の映画もきちんと観てきましたよ(*´▽`*)
てなわけで視聴した感想です。
※本記事はネタバレを含みます
【ヒロアカ劇場版の感想記事】
個性終末論を妄信し、個性持ちの粛清を掲げる団体『ヒューマライズ』。世界各地へ個性因子誘発爆弾を設置、2時間後に爆破を予告・・。世界各地へヒーローがかけつけるがそれはヒーローを誘い出すための罠だった・・
三者三様の戦い方
今回の映画は主役をデク、轟、爆豪の3人に絞っています。1作目は1-Aのクラスメイトが少しであとはデクとオールマイトが中心、2作目はクラスメイトの活躍を満遍なく描いていました。今回は最初から3人にメインを絞っていることで描写の分散をあまり感じることがありませんでしたね。あと、現在放映中のアニメ『エンデヴァー事務所インターン編』のメインでもある3人が主役を張る流れはスムーズでした。
爆豪
数日前に金ローでやっていた映画1作目を見た直後というのもあり、人格的な成長(態度は変わらずw)が見て取れました。そして、大胆で派手な戦い方でありながら実はクレバーな戦い方をする爆豪らしさも十分発揮されてます。クレイジーなヴィランが相手だっただけにより彼のスマートさが浮き彫りになっていました。岡本信彦さんの演技が凄まじく喉がダメになってしまうんじゃ・・?と心配になるほど鬼気迫るものがありましたね。
轟
個性のコントロールが抜群にうまくなっていましたね。氷と炎どちらも放出するだけでなく形態を変化させたり、今までよりも広範囲に射出したりと個性を扱う部分での成長は劇中3人の中で一番感じられました。爆豪と連携してデクの意図を読み取り行動を起こした彼は班長的役割をこなしていましたね。
デク
今回は仲間と離れ別行動が多かったこともありゲストキャラであるロディを守りながらの回避・隠密が多く闘争ではなく逃走メイン。
デクもそうですが、今作は空中での動きを描くことが多く『世界』というスケール感が大きくなった舞台に合わせるように戦闘も広い空中を自由自在に動くことが多かったです。デクがエアフォースと黒鞭を習得したことで中遠距離攻撃が可能になった事で彼の行動の幅が広がった事にも起因するかもしれませんね。黒鞭を使った回避運動はまるでスパイダーマンのようで実にスクリーン映えする展開でした。
ラストバトルでは慣れ親しんだ近距離インファイトを展開。このパターン自体はいつものパターンなんで目新しさはなかったですが、中盤までエアフォースと黒鞭による中遠距離攻撃を中心にしその対比により待ってましたこの展開!となりましたね。これはあえて狙っていた使い分けだったのかな・・?そうだったらしてやられました(笑)
今回のゲスト声優は・・?
デクと行動を共にしヒューマライズの野望を阻止すべく共に戦ったロディ役には吉沢亮さんが起用されていました。吉沢さん、プロの声優さん顔負けの演技力で全然違和感なくしっかりロディを演じられてました。1作目の生瀬勝久さんや志田未来さんもそうでしたが、ヒロアカのゲスト声優に起用される方は演技力が素晴らしいですね。
意外な配役『林原めぐみ』
これは結構重大なネタバレになりますが、林原めぐみさんが出演されています。エンドロールでお名前を観るまで出演されてることに気づきませんでした。それぐらいビックリするキャラでヒロアカに出演されてますので、今から視聴される方は注意深く耳を傾けながら映画を楽しんでみてください・・。
まとめ
わかりやすい展開と熱い戦闘シーン、スクリーン映えする作品ですので3度も映画化されるのも頷けます。世界を舞台にして各地にヒーローを分散させているだけに各キャラにあまりスポットが当たらず世界というスケールの大きさをあまり感じられませんでしたが、メインを3人に絞り彼らへスポットを徹底的に当て、3人だけの力(+ロディ)で最終決戦に臨みやりきった展開は3人のヒーローとしての自立を描いていたように思います。1作目はオールマイト、2作目はワンフォーオール、に助けられての勝利でしたからね。デク、轟、爆豪の3人、そしてロディの『成長』がテーマだったと感じました。