サブカル国道二号線

ー Subculture National Highway Route 2 ー

2022年秋アニメ総括

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秋アニメの総括です。

 

   

 

2022年秋の視聴作品と暫定評価
  • BLEACH 千年血戦篇【◎】
  • チェンソーマン【○】
  • ポプテピピック(2期)【○】
  • Do It Yourself【○】
  • アキバ冥途戦争【○】
  • うる星やつら【△】
  • ストーンオーシャン(2期)【○】
  • ブルーロック【◎】
  • ヒロアカ(6期)【◎】
  • SPY×FAMILY(2期)【○】
  • ぼっち・ざ・ろっく!【◎】
  • 異世界おじさん【-】
  • 機動戦士ガンダム 水星の魔女【◎】
  • 不滅のあなたへ(2期)【○】

 

視聴は14作品。いつもと変わらないような評定ですが、上位陣の出来が素晴らしいだけに『不滅のあなたへ』『SPY×FAMILY』など相対的な印象で◎→○にしちゃった作品もあり、個人的には粒がそろった印象のクールでしたねえ。

 

2022年秋クールBEST5

1位:ぼっち・ざ・ろっく!

2位:機動戦士ガンダム 水星の魔女

3位:ブルーロック

4位:ヒロアカ(6期)

5位:BLEACH 千年血戦篇

 

1位:ぼっち・ざ・ろっく!

『転がるぼっちに朝が降る』

 

三年前からアニメ化して人気出ると思ってました(謎の古参マウント)

きららの最終兵器!満を持してのアニメ化。

 

陰キャぼっちあるあるをやり過ぎないけど共感できるラインでコミカルに描き、音楽ものとしての熱さも兼ね備える原作、原作の良さを大事にしつつ原作の隙間を埋める話の拡げ方、解釈、演出、バンドサウンド、このアニメ化はめちゃくちゃよかったですね。BLEACHもそうなんですが、原作への深い理解と愛情を持って制作されていることがひしひしと伝わってきました。アジカンリスペクトのサブタイ、サブタイの回収を最終話のエンディングに繋げたりと、とことん『ぼっち・ざ・ろっく!』のアニメをどうすればらしく表現できるか?を追及していたように思えます。個人的に、推しの作品を一位に据えるのは公平ではないなあと思ってしまい避ける傾向にあるのですが、胸を張って今期の一位だと断言できます。

 

 

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2位:機動戦士ガンダム 水星の魔女

『ガンダム新時代』

 

これはガンダムですか?

はい、ガンダムです。

 

今はガンダムじゃないと思っている人もいずれガンダムだと思う日が来るのかもしれないしそうじゃないかもしれない。僕が『水星の魔女』をガンダムと思っていても将来描かれる新たなガンダムは、ガンダムではないというかもしれない。その時代時代に合った作品を、その時の感性で受け止めるしかない・・です。

 

主役は女性、百合ちっく、学園モノ、学生起業・・などなど既存の作品にない要素が多く、雰囲気も死が迫るような殺伐としたものではない。キャッチーで見やすいけど、宇宙戦やスレッタとエアリアルに隠されてるであろう真実などガンダムな要素はチラチラしているのでここからの緊迫した展開への転調が楽しみであり怖くもあり・・

 

 

 

 

3位:ブルーロック

『変化球系本格派サッカー』

 

正直、一話観て切る事を決めた作品なんですが二話、三話と流し見していたらあれよあれよという間にハマってしまいました。デスゲームならではの閉塞感と緊迫感が織りなすタマの取り合いとスポーツもの独特の熱さがうまく融合した唯一無二のサッカーマンガ。キャラが多く掘り下げがどうなんかな?と思ってましたが話が進むにつれて魅力が描かれるキャラ、もうきっちりモブとして一線引かれてるキャラ、取捨選択もされており意外と見やすい。2クール目も楽しみです。

 

 

 

 

4位:ヒロアカ(6期)

『全面戦争、ただただ重く・・』

 

6期。ヒーローとヴィランの全面戦争を描き死闘に次ぐ死闘。1期から出てきていたキャラであっても容赦なく重傷を負ったり、敵味方問わず散っていくキャラ、クライマックスに向けていよいよ大きくぶつかってきたなあと。これまでは既存のわかりやすいヒーローものの要素と学園モノの要素が主体であったが、必ずしもヒーローは善とはヴィランは悪とは言い切れないかもしれない・・?と思わせるこの揺れ動く善悪。5期でヴィランを掘り下げておいたことで深みが出た6期の展開。ただがむしゃらに英雄の背中を追いかけるだけの時代は終わってしまったヒーローアカデミアの生徒たち、崩壊するヒーロー社会の中で・・どういう展開を見せてくれるのか、2クール目も楽しみ。

 

 

 

5位:BLEACH 千年血戦篇

『令和に蘇ったオサレ名作』

 

あのBLEACHが令和に帰ってきた!

とにかく作画が凄く、あのオサレなBLEACHを原作と同じかそれ以上にオサレに描く制作陣にはただただ脱帽。BLEACHってこんなにおもしろかったっけ!?次がこんなに待ち遠しい作品だった?と今その魅力に深くハマっています。私はど真ん中世代、ジャンプ作品の宿命ともいうべきかアニメ化されても真のエンディングに到達しない作品も多い中、今BLEACHがアニメで蘇り再度描かれる事だけでもうれしいのに、こんなに原作愛の溢れたアニメ化をしていただけるなんて・・感激です。焼き増しのように、ただ昔の人気にあやかって今作っているのではないのが観ていてわかります。次のクールは7月と少し開いてしまいますが、10年近く待ったんですから全然待つ(*´▽`*)

 

 

 

まとめ

毎年恒例の大みそかかけこみまとめ記事作成(笑)

『異世界おじさん』が元旦で最終回だから今年は年をまたいでのまとめ記事作成かなと思っていたんですが・・まさかの最終回がまたしても延長という結果に・・

 

秋クール、ハマる作品が多く個人的には非常に楽しめたクールでした。良作揃いで作風的にインパクト薄めの『SPY×FAMILY』は少し物足りない印象になったり、出来は良かった『チェンソーマン』はなんだかイマイチ波に乗りきらなかったような気も。衝撃の一話でダークホースになるかと思っていた『アキバ冥途戦争』は序盤のインパクトこそすごかったけどなんだか尻つぼみな印象でした。ただ最後までこの世界観を貫いていたその姿勢はすごかったです。

 

結果的に、ネームバリューがあったり原作人気のある作品がそのままアニメでも面白かったという個人的な評価になりましたね。

 

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