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【PSYCHO-PASS 3】第1話『ライラプスの召命』感想 今度の監視官はメンタリストと元兵士!

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サイコパス、第3期始動!

 

第1話のあらすじ

2120年。鎖国政策をやめたことで国境を超えた人のやり取りが再び行われるようになった日本。様変わりする環境で変わらないものもあった。シヴュラシステムによる『犯罪思想の数値化』。犯罪を取り締まる公安局の刑事『監視官』となった新人の灼と炯。3期は新人監視官2人を中心に据えた物語。

 

 

   

第1話のPOINT
  • 収容された常守朱『元』監視官
  • 慎導灼はメンタリスト
  • 炯・ミハイル・イグナトフは元兵士
  • 第3期の執行官達は曲者ぞろい!?

常守朱は収容施設に・・

冒頭は第1期・第2期で主人公を務めた常守朱(花澤香菜)の語り。何故彼女が現在公安にいないのか、収容施設に入っている理由、『元』監視官と呼ばれに至った事件・・サイコパスファンは冒頭から押し寄せる怒涛の情報に混乱必至(笑)

 

多くの伏線をばらまくだけばらまいた初回でした。強靭な精神力を誇る朱の色相が濁ったとは考えづらいし、政治犯として収容されたのかなぁ・・。

 

2期の終盤で争点になった『集団的サイコパス』がカギなのかも。

 

慎導灼

第3期の主人公。飄々としたキャラクターで梶裕貴さんの声がドンピシャです。新人監視官として第1話から大奮闘。彼の特徴はメンタリストとしての顔も持ち合わせていること。対象の心理に潜る『メンタルトレース』を駆使すれば、対象の行動や状況を読み解くことができます。これ、刑事という職業に就くと絶大な威力を発揮しますね。

 

しかし、そんな強力な能力であるがゆえに潜り過ぎれば対象の心理に引っ張られるというリスクがあります。並の精神力では犯罪者の心理に侵されそうですし、この先そういう展開に発展しそうな・・

 

第1期で征陸さんが言ってた言葉を借りるなら『深淵を覗く時、深淵もこちらを覗いている』

 

そんな危険な橋を渡る灼を隣でサポートするのがもう一人の主人公である炯。

 

炯・ミハイル・イグナトフ

こちらも灼と同じく新人監視官。移民で帰化した日本人。冷静な立ち振る舞いからとても24才には見えません(笑)

 

元兵士ということで武力に秀でたキャラ。メンタル特化の灼とのバランスが取れていていいコンビになりそう(*´▽`*)

 

『バビロン』の正崎に続き中村悠一さんは今期2つ目の事件モノの主演です。

 

3期の刑事課一係は・・

2期から継続して登場している公安局のキャラは3人。その中で執行官は雛河のみ。随分と刑事課一係も様変わりしちゃいました・・。

 

3期の執行官たち

雛河は2期から登場していた執行官。類まれなホロに関する知識と技術で事件解決に貢献してきたキャラです。中の人的な意味でいうと第1期から皆勤賞。第1期で登場した槙島聖護を演じた櫻井孝宏さんが2期からこの雛河を演じているんです。「なんて思わせぶりなキャスティングなんだ!」と2期放送時には思ってました。雛河自体はいたって普通のキャラなんですよね、今のところ・・。

 

そして3期から新たに登場したのが廿六木天馬・入江一途・如月真緒の3人。

 

廿六木は壮年であり『ザ・昔の刑事(デカ)』って感じの征陸さんタイプかと思いきやかなりヤンチャなおじさんでした(笑)。声優は大塚明夫さん。

 

入江はいい兄貴分キャラっぽい感じですがこちらも相当な暴れ馬って感じ・・。声優は諏訪部順一さん。監視官からすればこの2人を手なずけるのは大変そう・・

 

如月はクールビューティーなお姉さん。初回を見た感じだと1期・2期で執行官を務めていた六合塚さんポジションそのまんま。声優は名塚佳織さん。新キャラの声優がみな有名どころばかりでかなり豪華ですね。

 

前作から続投したキャラ

公安局のキャラで引き続き3期に登場したのは、雛河を除くと霜月唐ノ杜の2人。

 

1期で事件に巻き込まれ、2期で監視官となった霜月。昇進して3期では統括監視官となっています。以前のように前線には出ませんが、灼や炯の上司として登場。個人的に霜月はあまり好きなキャラではないので続投してもしなくても・・って感じ(笑)

 

現在公安にいるキャラで唯一1期から出続けているのが唐ノ杜。事件解決には欠かせない最強のサポートメンバー。その情報収集能力には今まで何度となく救われてきたので3期でも活躍に期待です。様々な監視官や執行官を見てきた彼女だからこそ灼や炯に出来るアドバイスもあると思いますし、主人公たちを導くキャラとしての役割も期待したいところ。

 

まとめ

サイコパス待望の第3期がはじまりました。2期はあくまで1期の延長というニュアンスでしたが、3期は続編であって続編ではないというのが刑事課一係のメンツが一新しているところからも明らかです。

 

『開国』したことで作中の雰囲気も作品の雰囲気も一変。日本に様々な人種が溢れれば犯罪も多様化する、今まで作中には無かったような犯罪と遭遇するかもしれませんね。

 

そして前期までの『先輩と後輩』という監視官同士の関係を、今期では『同期』という関係に変えたことで今までにはなかった相棒という繋がりで監視官が動く描写が見受けられました。展開も今までのようにドミネーターで潜在犯を見つけ処理するという描写を抑え、監視官二人が地道に情報を集め事件を追っていくという普通の刑事モノのような初回。

 

派手さこそありませんでしたが、前作を知らなくても楽しめるような作りにした新たな『PSYCHO-PASS』。どう展開していくのか、この先が楽しみです。また、朱や宜野座など前作のキャラ達がどう物語に絡んでくるのかも非常に気になるところ!