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【さらざんまい】第11話(最終話)『つながりたいから、さらざんまい』感想 手放すな、欲望もつながりも

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最後のさらざんまい

 

前回の放送時にはOPを担当する『KANA-BOON』の飯田さんが行方知れずとなり話題となっていましたが、無事帰宅されたようで。

 

が、しかし活動は一時休止する模様。

 

つながれなかったのかな・・(´Д`)

 

   

世界の円の外側

黒ケッピという名の絶望にのまれた悠は、つながりを断つため自らの手で過去の自分を撃ち殺していく。

 

そんな悠を追いかける一稀と燕太。

 

3人がつながったミサンガ、はじまりの記憶。そこまで辿り、一稀と燕太とのつながりを無かったことにしようとする悠。

 

そんな3人の前に現れたカワウソ。

3人の中から記憶を奪いつながりを消失させていく・・

 

最後のさらざんまい

つながりを失いかけた3人を助けたのはケッピ。3人はカッパ化しさらざんまいでつながりを取り戻します。

 

カワウソは消失。『概念』を名乗る彼、どこかの魔法少女さんと同じステージに立ってます(笑)

 

一稀達の援護にレオマブが現れたシーンは王道やけど熱い展開やねぇ(´∀`)

 

ケッピと黒ケッピもつながれました(物理的な意味で)。真の姿となったケッピはカッパ界だとイケメンと呼ばれるような見た目やね。

 

欲望の河を渡れ

最後の漏洩は、3人がこの後辿る可能性のある未来達。

 

今までのサブタイトルを合間に挟んでくる演出・・!どのような未来に行き着いても『つながり』を求める限り、1〜10話で展開されたような苦悩が訪れるものだという比喩なのかな。

 

妃姿のサラや臣下姿のレオマブを従えるケッピ。

王子であると疑う余地もない姿やね(笑)

 

3年後の未来

カワウソとの戦いの後、悠は罪を償うため少年院へ入所。

 

刑期を終えた彼を迎えたのは一希と燕太。久しぶりの再会に悠が見せた屈託のない笑顔が印象的でした。

 

まとめ

さらざんまい全11話終了。

 「人はつながりなくしては生きていけない」という事を終始描いてきた作品。前半は一稀・後半は悠が主人公のような形になっていました。

 

序盤の衝撃的な『漏洩』のインパクトが先行した作品であり、個性の強い幾原作品ということで構えながら視聴してましたが、その中身は至ってシンプル。

 

前半は一稀と春河、後半は悠と誓。身近な兄弟とのつながりを展開し、一稀・悠・燕太という友人間のつながりも主軸に、人がつながりを求め奔走する姿が描かれました。

 

後半際立っていたのもあったけど、個人的には悠が主人公として描かれていたテーマだったのかなぁと。残されたつながりに縋りながらも自身の手で別れを告げてつながりを断ち、また、新たなつながりの中でも生きていく。つながりを、おわらせ、はじめる、度々描写されていた三要素を体験していますしね。

 

なんでも願いが叶う『希望の皿』というものがありながらも、結局は誓は生き返らず、春河の脚も治らないままというのがテーマを浮かせずリアリティを持たせていました。

 

起こってしまった事は戻らない、過去は変えられないがそれを受け入れて未来へつないでいく。悠がきちんと罪を償う描写も交えてただのハッピーエンドに終わらせないところが素晴らしい・・!

 

【前回の記事】

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