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【続・終物語】第6話(最終話)『こよみリバース 其ノ陸』感想 鏡の国の真実が判明!戦場ヶ原登場!

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暦と扇の鏡問答

 

 

   

あなたの忍野扇です

直江津高校、幻の一年三組の教室で阿良々木を待ち構えていたのは忍野扇。扇によって明かされる今回の舞台『鏡の国』の真実。

 

阿良々木が『鏡の国』に迷い込んだのではなく、元いた世界に『鏡の国』の要素が付加されたというのが事の真相。

 

ゆえに、鏡の世界には「阿良々木暦」が存在しなかったわけですね・・。

 

鏡の「反射率」になぞらえて、明かされたのは本来反射しない20%が『鏡の国』の要素であり、反射せず消えゆく像を掬い(救い)上げた人物こそが今回の事件を起こした犯人であるというのが扇の推理。

 

そして、その犯人は・・

 

犯人は阿良々木暦

今回の事件を引き起こした張本人は、阿良々木暦自身。

元いた世界に鏡で反射されなかった像を付加したことで起こった今回の世界変貌。

 

では、鏡では反射されない像とは一体なんだったのかというと・・

 

名残り

阿良々木が掬い(救い)あげたモノは、各キャラが「忘れた」「忘れたい」もの。コンプレックスや秘めたる内面。つまりは・・名残惜しい、心残り。

 

忘却の彼方にあった「人間」時代のキスショットや斧乃木、火憐のコンプレックス、撫子や神原の凶暴性、大人になった真宵、阿良々木と仲良くしたかった老倉、街を離れたくなかった羽川。

 

そして、阿良々木が鏡の国を引き寄せたきっかけもまた「心残り」。高校を卒業し次のステージに向かう彼が名残惜しくなり、かつての自分へ思いを馳せた事がはじまり。

 

はからずも、各キャラの『心残り』もひきつれる結果となり、反射しなかった(見せなかった)像が具現化する形となっていました。

 

扇が生み出した、反射率0%・吸収率100%の鏡を北白蛇神社へ奉納し事態を解決した阿良々木は、戦場ヶ原とともに次の物語へ・・

 

まとめ

鏡になぞらえ、各キャラが見せなかった像を具現化した今回。鏡の国でしか見られないキャラの内面、ファンが今まで見ることがかなわなかったものばかりで、まさしくファンディスクに相応しい内容だったのではないでしょうか。

 

『終物語』と銘打ちながらも、『続・終物語』を出したのも西尾維新先生の「心残り」だったのでしょうか・・。

 

宵物語、忍物語、余物語・・

名残惜しいんやねぇ(笑) 

 

 

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