鬼を焼き尽くす家族の絆
義勇と伊之助
伊之助にとっては強敵だった父蜘蛛を一太刀であっさりと討伐した義勇。その強さに伊之助は大興奮。「十二鬼月を倒した義勇を倒す!」と息巻いていますが 、義勇の口から「父蜘蛛は十二鬼月ではない」と告げられます。
苦戦した父蜘蛛が十二鬼月ですらないと知ったら伊之助凹むだろうなぁ・・と思いきや、とりあえず「義勇と戦いたい」と言い出してジタバタ(笑)
声の小さい義勇さんとうるさい伊之助、対比が面白いねこの2人のやりとり。
しのぶと善逸
毒で瀕死の善逸の前に現れたのはしのぶ。
「もしも~し、元気ですかぁ~?」
とおっとり口調で呑気なセリフを吐いてます(笑)。これはいいキャスティングやね。早見さんの声質が絶妙にマッチしておる( *´艸`)
解毒剤によって善逸は危機を脱した模様。
炭治郎 vs 累
累の操る強靭な糸の前に炭治郎は大苦戦。日輪刀を折るほどに強固な糸。全く付け入るスキのない圧倒的な強さを誇る累こそが十二鬼月でした。
『下伍』
と瞳に刻印されていました。下弦の伍とも言われていましたが、累の強さを以ってしても「奴は十二鬼月の中でも最弱・・!」とか言われちゃうポジなのか・・!?
ということで那田蜘蛛山の鬼の中で一番強いのは累であることが発覚。本来なら『柱』の義勇やしのぶとマッチアップさせたかったところだが、不運にもその相手は炭治郎でありなんと見事なミスマッチ・・( ゚Д゚)
糸だけでなく近接戦でも体術を駆使して炭治郎を圧倒!累の強さの前に為す術の無い炭治郎ですが、その窮地を救ったのは禰豆子。
身を挺して兄を助ける禰豆子の姿に、『絆』に感動した累はおもわず
「ほ、欲しい・・!」
と禰豆子を妹として飼う事を決意(笑)
ネズコンをこじらせた累は無類の強さを見せつけ、禰豆子を糸でつるし上げ。言う事を聞かないなら日の出で「炙り禰豆子にしちゃうぞ☆」といきなり勝手に兄を名乗って折檻を開始。そんな様子を黙って観ている炭治郎ではありません!
ヒノカミ神楽『円舞』と血鬼術『爆血』
強靭な糸の前に防戦一方の炭治郎は、水の呼吸『拾ノ型・生生流転』を繰り出し回転の力で糸に対抗し切ることに成功。流れるような炭治郎の体さばきとカメラワークがお見事!
生生流転で累の懐まで潜ろうとした矢先、累は血鬼術で糸の強度を上げ炭治郎を更に追い詰める。
生生流転を以ってしても襲い掛かる糸は切れず死を覚悟した炭治郎。走馬灯で父との思い出が蘇ります。
竈戸家が代々受け継ぎしヒノカミの舞。父が常々話していたその呼吸を体現した炭治郎は水の呼吸から一転、炎を纏い累へ猛烈な勢いで襲い掛かります。
ヒノカミ神楽『円舞』
糸を断ち切り累へ迫る炭治郎、禰豆子も覚醒し血鬼術『爆血』を駆使し兄をアシスト。2人の力を重ね合わせ累の首を撥ねる事に成功!
まとめ
圧倒的な実力を誇る十二鬼月の累。家族に、絆に飢える彼を圧倒したのは炭治郎と禰豆子の互いを思いやる兄弟の、父と母の子を想う家族の絆でした。
静かに流れるような水の呼吸から一転し、炎を纏い猛々しい攻撃を繰り広げた炭治郎。正直、善逸の『霹靂一閃・六連』を超える戦闘シーンはもう拝めないんじゃないかと思ってましたが、易々と超えてきました。また神回が誕生しましたよ。
花江さんの演技、ヒノカミ神楽のエフェクト、凄まじい戦闘作画、挿入歌→そのまま特殊エンディングの流れ、炭治郎が炎を纏い禰豆子が覚醒し2人で累を討つまでのシーンは圧倒され声が出ないぐらいに素晴らしい。脳が震える・・!
途中から劇場版アニメを観てるかと錯覚するぐらいのハイクオリティな展開。アニメ化してほんとによかった、ufotableで良かったと感じたワンシーン(*´▽`*)
守り守られるのではなく、2人で強くなって2人で敵を倒す。鬼滅らしさを感じつつ『絆』にこだわる累への皮肉も効いた素晴らしい終幕だったと思います。
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