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【ちはやふる3】第4話『たかさごの』・第5話『あまのかぐやま』感想 太一覚醒!激戦の吉野会大会準々決勝!

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個人戦は団体戦!

 

 

第4話&第5話のあらすじ

吉野会大会準々決勝。千早vs猪熊、太一vs須藤、原田vs村尾、坪口vs新、どのカードも激戦が続く。白波会は全勝を目指すが・・

 

 

   

第4話&第5話のPOINT
  • 千早、元クイーンと対決
  • 太一覚醒!自分の戦型を見つける
  • 決勝に進んだのは・・

白波会vs南雲会

ベスト8が出揃い白波会は原田先生、坪口さん、太一に千早と4人も残り、原田先生は全勝宣言!

 

そして、試合前皆にかけた言葉は

「個人戦は団体戦」

 

その言葉通り、個人戦を描いた2話なのに今まで以上に熱い団体戦を見ているような展開でした。

 

 

4カードとも僅差の大熱戦でしたが、いち早く勝負が決まったのが『坪口vs新』。新の勢いに押されがちだった坪口が、自分と仲間を鼓舞する原田の一言で巻き返し勝利。

 

沈み始めた白波会を立て直した原田先生は団体戦の主将そのものですね。そしてその一言がきっかけで踏みとどまり坪口さんは勝利を収めたわけですから、一人の勝利ではなく白波会の勝利と言っていいでしょう。

 

坪口さんが勝てたのは新の勢いに負けない研鑽があったから。新の成長速度に負けない、生徒たちとの努力の日々が坪口さんを強くしました。

 

いち早く決まった試合の結果が新の敗北と知った千早と太一に動揺が走りますが、観ている我々も絶対的な強さだと信じて疑わなかった新があっさりと負けてビックリ(笑)。これだからかるたは分からない・・。団体戦のように戦う白波会独特の強みもあったのだろうけどね。

 

次に勝負が決したのは『原田vs村尾』。一時はかなり差が開いていた試合。原田先生の後半の奮起で僅差にまで持ち込みましたが、残念ながら敗北。村尾さんは新の兄弟子で南雲会の大黒柱。そう簡単に勝てる相手ではありませんでした。・・が、原田先生の奮闘は村尾さんの体力を削ることに成功しており、勝ち上がる同門の千早達に有利に働く。『ただでは負けない』原田先生の呪いですねこれは(笑)。これも『個人戦は団体戦』といえる部分ですね。

 

原田先生は満身創痍の老体ながら、まだ自分は成長できるとどん欲にかるたに挑んでいていつまでも挑戦者って感じです。ここからの展開は原田先生の活躍にスポットが当たるし、石塚運昇さんに演じていて欲しかったなあ・・(´Д`)

 

千早vs元クイーン・猪熊

4カードとも注目を浴びる好カードでしたが、最も観客の注目度が高かったのが『千早vs猪熊』。猪熊元クイーンの復帰戦。

 

元クイーンに対し千早は、理音からのアドバイスである『音の高低の聞き分け』と怪我の功名で獲得した『洗練された動き』を武器に奮闘。

 

しかし、猪熊も元クイーンの実力をいかんなく発揮。音の高低以外の要素で聞き分けられる『感じの良さ』を武器にした攻めと独特の配置で相手を翻弄する守りで千早に対抗。

 

一進一退の攻防が続きますが、千早が敵陣最奥の『ちは(やぶる)』を抜いたことで一気に勢いづきそのまま『しのぶ(れど)』まで奪取。思い入れのある札の連取に調子が出た千早はそのまま怒涛の攻めで勝利。

 

元クイーンを破り大金星を挙げた千早だったが勝利直後から泥のように眠る(笑)。それを見た準決勝の相手である坪口が勝負を譲り千早はそのまま決勝進出!

 

千早に敗北し更にかるたに打ち込もうと気を引き締めた猪熊元クイーンは、今後も千早に立ちはだかってくる強敵となりそうです。そして猪熊を描写しつつ彼女を通して桜沢先生にもスポットが当たるんですけど、直接的ではないにしろ桜沢先生のかるた人生が垣間見えるんですよね・・挫折者としての。今掘り下げてメインで描くと雑多な感じになるのでこれぐらいのボリュームでよかったと思います。

 

太一vs須藤

準々決勝最後に勝敗が決したのが『太一vs須藤』。ドSな攻めがるたに相手を挑発する口撃でやり辛さ全開の須藤相手に太一は必死に食らいつきます。

 

白波会の信条である『攻めがるた』をしつつの得意の暗記、は今までのスタイルですが今回はどん欲に敵の技術を吸収して得た囲い手も披露。

 

そして・・

太一といえば運命戦

運命戦といえば太一

大一番の試合での運命戦率は異常(笑)

 

今回もやっぱり運命戦でした。

 

(※運命戦・・自陣、敵陣ともに残りの札が一枚ずつになる事。一枚ずつしかないから当然自陣の札に手を添えておき読まれるのを待つ。自陣の札が読まれる=勝利確定といってもいいぐらいに運の要素が強くなる状態。ちなみに太一はことごとくこの運命戦で敗北してきた・・。)

 

札を読まれた方が勝つといっても差し支えない状態で、太一は自陣の札を守るのではなく敵陣の札を果敢に攻め見事運命戦を勝ちきりました。

 

今まで運命戦でことごとく敗北してきた太一が、「自陣の札は読まれない」と自分の運の無さを逆に利用し、運ではなく実力で勝利をもぎ取ったのがカッコいいですね。 

 

あとB級で頑張っているヒョロの姿を見て気合を入れなおす両者(須藤にとっては愛すべき後輩、太一にとっては腐れ縁のライバル)が微笑ましかった。

 

ヒョロ愛されてるよなあと感じたのと、ヒョロ頑張れよーと応援したくなりましたね(*´▽`*)

 

準決勝(太一vs村尾)

『千早vs坪口』は坪口の棄権で流れたため、準決勝は勝ち上がった太一と村尾の一戦のみ。南雲会の大黒柱相手に太一は怯むことなく、また集中力を切らすことなく試合へ臨みます。

 

どこかリラックスした太一の様子には、師匠の原田先生やかるた部のメンバーも違和感を感じるレベル。この大会では『主将』ではなく一人のプレイヤーとして試合に集中できたことが太一にとっては大きく、意識する千早が場にいないことも功を奏しコンディションは抜群。

 

大して村尾は原田との激戦が響き万全ではない状態での試合。太一は須藤が披露した鋭い戻り手を試してみるなどどこか余裕のある状態。

 

自分のリズムをつかんだ太一の戦い方は果敢に飛び出していく『攻めがるた』ではなく囲い手などを駆使した『守りがるた』

 

ここにきて本当の自分のスタイルにたどり着いた太一は、原田先生の呪い(?)と坪口の鼓舞と自分の実力で決勝戦進出!

 

吉野会大会決勝は

千早vs太一!!

 

まとめ

熱い!熱い!!熱い!!!

これぞ『ちはやふる』といった激戦のオンパレードで非常に見応えのある試合ばかりでした。数々の強敵を討ち倒し進んだ決勝。

 

千早と太一で争う注目のカードですが・・、太一が千早を意識するあまり変に力が入らないといいですがねぇ(笑)

 

【前回の記事】

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