「システムだけが全てじゃない」
小宮カリナと薬師寺による公開討論会が開催された。榎宮が送った刺客によって会場はジャックされカリナは連れ去られてしまう。カリナを救出するため一係は六合塚と共にテロ集団と対峙する・・!
- 人の意思決定を扇動するAI
- 小宮カリナの秘密が明らかに
- 停職中の炯、大暴れ
- 事件解決、新都知事誕生
マカリナ
荒城の事務所を訪れた灼と入江。そこで荒城がカリナに執心していた理由が判明。
荒城が開発したAI。人の意思決定を扇動し大衆をコントロールできるそのシステムは『マカリナ』と呼ばれ、小宮カリナのホロとして選挙演説を行なっていました。
小宮カリナであって、カリナではないAIが市民へ訴えかけ支持率を得ていたのです。
カリナに執心していたように見えた荒城は、実は自分の娘のように思っていたAIのマカリナを寵愛していました。
そんな荒城の手からAIを切り離すために行われたのが今回の事の発端となった転落事件。何者かの意思により起こされたことが証明されました。
灼が以前メンタルトレースでカリナを視た際に、彼女の顔が無かったのはこういう事だったんですね。
襲撃された公開討論会
カリナと薬師寺による公開討論会。榎宮が放った刺客たちが会場を占拠しカリナを連れ去らってしまう。
秘密が公衆の面前で暴かれ、マカリナという仮面が剥がされたカリナ。
カリナ陣営を陥れようとする刺客たちの行動、誰が得をするのか?
榎宮の狙いと繋がっていた人物が誰かは明白ですね。
灼と炯の相性診断
「システムだけがすべてじゃない」
シビュラによる灼との相性診断は非推奨。
だけどもバディを組んだ2人。
システムに依存しない考えを持つ2人なら、シビュラの真実にたどり着いたその先の未来についても建設的な意見が出せそうですね。
小宮カリナ救出作戦
カリナを救うため灼と入江が彼女を追い、廿六木と六合塚が会場のコントロールを奪還すべく行動を開始。
六合塚さんはあまり華々しい活躍はなく・・。まあ元々後方支援タイプだったので、ガンガンアクションシーン見せられてもね(笑)。しかも終盤作画が不安定で顔がとんでもないことになってたし鳴り物入りで復活した割には扱いが酷い( ´Д`)
停職中の炯もたまたま(?)居合わせたので作戦に参加。アクションシーンは圧巻!だけどここで安易に炯を参加させちゃダメやろ(´Д`)
入江がドミネーターではなく素手でかつての仲間と戦闘、炯と廿六木が共闘して格闘ロボを倒すなど『PSYCHO-PASS』らしくない泥臭い戦いは面白かったね。
灼と入江、炯と廿六木、監視官と執行官のコンビもいい感じに出来上がってきて前作を踏襲した形ですね。
事件の顛末
ビフロストはAIを使いカリナを勝利させる事を狙っていました。しかし、榎宮による薬師寺への加担が場をかき乱す結果となり本来の意図とはかけ離れた模様。
榎宮によるカリナへの妨害工作は結果として彼女の支持率を上げることになっていたのは皮肉ですね。
『マカリナ』を使って大衆をコントロールできるという点がやはりビフロストにとっても魅力的であり、シビュラに対抗する足掛かりにしたかった模様。
都知事選に勝つためにカリナを陥れたかった薬師寺が榎宮に協力を依頼したのが事の真相。それがビフロストの思惑と重なりややこしい事態に・・。
都知事選はカリナが20歳の若さで当選。『マカリナ』が暴露されても大勢に影響がなかったのは、彼女の持つ魅力ゆえなのかはたまた・・。正体がAIと判明してもシビュラに依存した社会ではシステムによる人類のコントロールは違和感なく受け入れられてます。
まとめ
第2の事件『都知事選』編、無事解決。アクションシーンが魅力的でおおいに盛り上げてくれたけど、肝心のストーリーの方は1時間尺ゆえかテンポが悪い気がします・・
残りは3話程度しか残されてなかったはずだし、そろそろ朱やシビュラなど根幹にかかわる部分の話が出てきてほしいところ。
このエピソードの最後にビフロストと一係の浅からぬ因縁も明かされたし、次のエピソードでは敵の暗部に踏み込んだ展開を期待したいですね。
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