守るヒーローの心意気
※この記事は作品のネタバレを含みます
死穢八斎會のアジトを進むヒーローたち。分断されたファットガムと切島の前に現れたのは超武闘派の乱波と個性がバリアの天蓋。鉾と盾の連携が見事な敵に2人は苦戦・・
- 硬化&吸着vs鉾と盾
- 切島の過去、ヒーローの原点
- 守るヒーローの底力
鉾と盾
八斎會側にとっての一番の脅威は『個性を消す』イレイザーヘッド。個性を消す弾丸を作っているだけあってその能力の怖さはよく知っていますからね。
イレイザーヘッドを守るため身を挺してかばったファットガムと切島は本隊と分断されてしまう。そんな2人の前に現れた敵は、超速パンチを繰り出す乱波とバリアを張る個性の天蓋。
攻守のバランスが取れた八斎會側に対し、こちらは防御型能力に偏っていてバランス悪し(笑)。ファットガムは『柔』で切島は『剛』という違いはありますが・・
乱波の強烈なラッシュを浴び体も心も砕かれた切島。戦意を喪失し立ち尽くす彼を守りながら戦うファットガム。しかし一人で乱波のラッシュを耐えきるのにも限界が・・
切島の回想
心が折れた切島の回想。
ヒーローを目指す原点。
中学の同級生だった芦戸は能力も行動力もすでにヒーローとしての資質を備えていました。対して切島は友達の危機にも立ち尽くしたままで動く事すらできず。
個性の強弱ではなく心意気で芦戸に負けていた切島は強烈な自己嫌悪に堕ちいりますが、そんな彼を支えヒーローを目指すきっかけを与えたのは憧れのヒーローである紅頼雄斗(クリムゾンライオット)の言葉。
「死地に赴くのもヴィランも怖い。しかしそれ以上に救えないことの方が怖い。」
後悔の無い生き方を。自身の個性を活かし『守るヒーロー』を目指した原点。
硬化と吸着の連携
回想を経て、再び戦意を取り戻した切島。
乱波の怒涛のラッシュを一人で受け続けたファットガムはすでに限界を迎えようとしていましたが、ギリギリのところで切島が復活し乱波の攻撃を受け切ります。
切島が作った好機、ファットガムは今まで吸着してきた攻撃を乱波にお見舞い。ファットガムの吸着はただの防御的な個性ではなく攻撃を蓄積して跳ね返すカウンター型でした。
まとめ
最初から最後まで熱い話でした。
敵を追いつつキャラが分断されそれぞれにスポットが当たる展開は王道だけど見所があって面白いですね。古くは『幽遊白書』の四聖獣編とか『NARUTO』のサスケ奪還編とかありましたがこういうの実に私好みの展開です(*´▽`*)
ファットガムは攻撃を吸着するほどスマートになって最後には強力な一撃を放つ。見た目と能力の変化がリンクする特性は『NARUTO』のチョウジを彷彿とさせますね。
【前回の記事】