善=続、悪=終
※この記事は作品のネタバレを含みます
自殺志願者と会話する事になったアレキサンダー大統領。まだ考えがまとまらない大統領は答えを保留。「善い」の答えを導き出せたアレキサンダーだったが、曲世愛の魔性が迫りサミット会場は大混乱に陥る・・
- 大統領の説得
- 善いの答え
- 悪の答え
大統領の説得
齋の誘いともいえる自殺志願者の説得。アレキサンダーはその招きに応えカナエと名乗る女性の説得を試みる。
妊娠、出産、子育て、子供の突然死・・
彼女から語られる人生経験。
死にたいという強い意志はないけど、生きる価値を見出せない。「どうしたらよいか?」というカナエの叫び。
アレキサンダーはそれを聞いた上で、「まだ答えは出ていないから待ってくれ」と伝えます。どうしたら「善い」?の問いに対し、善いの答えをまだ持ち合わせていなかったアレキサンダーらしい解答。
善いの答えが『自殺』であるならそれを推奨するとカナエに伝えたアレキサンダー。カナエはアレキサンダーの答えが出るまで待つことを決め自殺を思い留まりました。
大統領に迫る魔性
カナエの自殺を引き留める事に成功したアレキサンダー。大統領の説得に世界中は歓喜し難は去ったかに思えましたが・・
そんな彼に曲世愛の魔の手が迫り・・
善いの答えを導き出したと同時に曲世愛の魔性の触れたことで悪を知ることにもなったアレキサンダーは屋上から投身自殺を図ります。
善悪の答え
自殺しようとするも寸前で踏みとどまるアレキサンダー。彼を引き留めようとする正崎だったが・・
正しいことのために使用するようにと託されたその銃でアレキサンダーの命を奪いました。その光景を見終えたタイミングで正崎の前に姿を現した曲世。
「善とは続く事、悪とは終わる事」、答えを導き出した正崎。
曲世に銃口を向けるが・・
まとめ
秋クール最大のインパクトを残した『バビロン』が終わりました。大統領が魔性にあてられて自殺に走るのは予想出来ていましたが・・
まさか正崎が大統領を殺めるとは(;・∀・)
前半のインパクトに比べると話が世界規模に拡大した後半は物足りない展開が続きました。最終話は余白が多すぎるというか・・視聴者側の想像に任せる部分が多くふわっとしていたなぁという印象。
正崎が大統領を殺めたのは、悪=終という答えからすると自分で「終わる」自殺にしないことで大統領を『悪』にしないための配慮だったのかな?と予想しますが・・
善=続という答えも納得できるようで納得できない部分もありますし、『自殺法』はどうなったのか?正崎と曲世愛はどうなったのか?など明かされない部分が多くアニメだけでは物語は完結せずスッキリしない終わり方でした。
大統領が魔性にあてられた後のゾクゾク感はさすがでしたけど・・なんとも言えないこの消化不良感。
【前回の記事】