勝利にかけるベテラン勢の気迫・・!
※この記事は作品のネタバレを含みます
クイーン戦第2試合。虚無感に襲われた若宮はカルタに集中できず苦戦を強いられる。クイーン戦の展開に合わせ戦う周防名人はあっさりと二連敗し苦境を演出・・
- 若宮、クイーン戦初黒星
- 猪熊の気迫
- 原田先生の執念
クイーン戦第2試合 クイーンの敗北
孤独が作った若宮の圧倒的な強さ。しかし、孤独を好んでいるわけではない・・。人との繋がりに目を向け始めた矢先に襲われた虚無感。裏切られたという想いに苛まれた若宮クイーンは試合中に心を立て直すことが出来ず。
一方、最後のクイーン戦と意気込む猪熊は持てる才能の全てを注ぎ込み若宮を圧倒!流れを渡すことなく第2戦を勝利で納めクイーン戦は一勝一敗の五分。
第3戦の勝者がクイーンとなる、最後までもつれた展開に・・。
猪熊はしれっとお腹に三人目・・!
すごいコンディションの中戦い抜いてるよなあ。
名人戦第3試合 名人の本気
一方、名人戦第2試合。
クイーン戦の展開をなぞるように周防は2試合目もわざと敗北。
これで原田先生が王手をかけた形に。
クイーン戦と違って第5試合まである名人戦は休む間もなく第3戦に突入。若宮と猪熊が休んでいる間の試合となった第3戦、周防は本気出してあっという間に圧勝。
・・展開をなぞる相手がいないからね(笑)
原田先生もこれを読んでいて無駄な体力消費を避け、第4戦に備えていました。
王手をかけられた名人とクイーン
孤独に戦い続けた先に知った人との繋がり、そして知ってしまったからこそ報われないと悩むわけで・・。試合以外の要因で頭を抱え続ける若宮。
そんな彼女を救ったのは千早。ライバルである若宮にエール。
たすきをかけて最後は背中に手を当て若宮を送り出すのがなんとも千早らしい。
心のもやもやが晴れた若宮は晴れ晴れとした表情で第3試合に臨みます。調子を完全に取り戻した若宮は綺麗な所作で札を取り、札と対話して送り札を決めるいつものクイーンそのもの。一方、猪熊はもう体力の限界が近い様子・・。
周防一勝、原田二勝で王手をかけている名人戦。第4試合は原田先生が最初から飛ばしリードを奪う展開。果敢に敵陣を攻める執念の攻めガルタと自陣を動かし続け翻弄する策を取った事が功を奏した形に。
暗記と攻める姿勢の大切さを言葉だけではなくその背中で門下生に伝える姿、最愛の妻を喜ばせようと栄冠へかける想い、やっぱかっこいいよなぁ原田先生は。
まとめ
名人戦クイーン戦もいよいよ佳境。互いに全力を尽くしているクイーン戦に対して、名人戦は周防が相変わらずの舐めプ・・(;・∀・)
周防の視野の狭さをついた原田先生の奇策はどこまで通用するのか・・
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